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【看護師におすすめ】キャリアにプラスの資格32選!取得方法も解説

看護師がプラスの資格を取得すると、より質の高い医療ケアを提供でき、キャリアアップや収入アップにもつながります。
医療・救急、介護・福祉、カウンセリングなど、さまざまな分野から自分のキャリア目標に合った資格を選ぶことが重要です。

この記事では資格の特徴や取得要件、費用などを詳しく解説し、最適な資格選びとキャリアアップのヒントを提供します。
自分に合った資格を見つけ、着実にステップアップを目指していきましょう!

看護師がプラスの資格を取得する4つのメリット

白衣姿の看護師が両手でガッツポーズをして資格取得の成功を表現するイメージ

看護師がプラスの資格を取得するメリットは、次の4つです。

  • キャリアアップを目指せる
  • 知識やスキルが得られる
  • 収入アップにつながる
  • 転職の際に有利になる

以下より詳しく見てみましょう。

キャリアアップを目指せる

看護師が新たな資格を取得することで、キャリアアップの可能性は大きく広がります。
専門性の高い分野へ進出したり、より高度で質の高い医療ケアを提供したりできるでしょう。

例えば、認定看護師や専門看護師といった資格を取得すれば、特定の分野におけるエキスパートとして活躍することができます。
患者さま一人ひとりに対してより専門的で適切なケアを行うだけでなく、医療チーム全体にとっても重要な存在となるでしょう。

さらに、資格取得は管理職への道を切り開く鍵ともなります。
資格を活かして看護部門のリーダーとして組織をまとめたり、チームを指導したりする機会が増えるでしょう。

プラスの資格を取得すると、個人のスキルアップだけでなく、キャリアの幅を広げる大きなステップとなるのです。

知識やスキルが得られる

プラスの資格を取得すると、新たな知識やスキルが得られ、患者さんに対する質の高いケアにつながります。

例えば、緩和ケアや感染管理に関する資格を取得すれば、末期の患者さんに寄り添う適切なケアを提供したり、医療現場での感染予防対策を徹底したりと、より効果的な看護実践ができるでしょう。

資格取得は、看護師自身の成長だけでなく、患者さんの健康と安全を守るうえでも大切です。

収入アップにつながる

看護師が新たな資格を取得することで、収入アップにつながります。
医療機関では、特定の資格を持つ看護師に対して資格手当を支給する制度を設けているからです。

日本看護協会が2022年に行った調査によると、認定看護師の平均月給は約42.9万円、専門看護師は約43.2万円でした。
令和5年度の賃金構造基本統計調査(厚生労働省)によると、看護師の平均月給は約26.8万円のため、およそ20万円もの差があるといえますね。

また、取得した資格を活かして副業に取り組む方法もあります。
例えば、専門知識やスキルを活かして、セミナー講師やライターを始める看護師もいます。(筆者も看護師ライターの募集を見たことがあります!)

資格取得は、あなたのスキルやキャリアを高めるだけでなく、収入アップにもつながるでしょう。

転職の際に有利になる

プラスの資格を取得していると、転職の時に強みになります。
医療現場では専門性の高い看護師を求めており、資格を保有している看護師は優先的に採用される傾向にあるからです。

資格を通じて得た専門知識やスキルは、転職活動をスムーズに進めるだけでなく、職場内でのキャリア構築にもつながります。
資格は看護師としての価値を高め、転職の選択肢と可能性を大きく広げるでしょう。

特におすすめ!看護師にプラスの資格4選

青いスクラブを着用した医療スタッフと『看護師に特におすすめ!』というテキストと共に認定看護師や専門看護師などの資格一覧を示すイメージ

看護師のキャリアアップやスキルアップに役立つ資格はたくさんあります。
そのなかでも、筆者が特におすすめしたい資格は以下の4つです!

  • 認定看護師
  • 専門看護師
  • 保健師
  • 助産師

それぞれの資格の特徴やメリットを理解すると、あなたのキャリアプランや目標に適した資格を選べるでしょう。
ぜひ自分に合った資格を見つけて、新たなステップを踏み出してみてください!

認定看護師:専門分野で活躍できる

認定看護師とは、特定の看護分野において高度な知識と熟練した技術を持ち、質の高い看護ケアを提供できる看護師です。

2025年現在、21の認定看護分野(A課程)で専門的な役割を担いながら患者や医療チームを支えています。
ただし、A課程の教育は2026年度に終了するため、これから認定看護師になる場合は、19の認定看護分野がある「B課程」で学ぶことになるでしょう。

認定看護師の取得要件・費用・合格率は、以下の表をご覧ください。

取得要件
(B課程)
  • 看護師免許を有すること
  • 看護師免許取得後、実務研修が通算5年以上あること
    (そのうち3年以上は希望する認定看護分野での実務研修)
  • 認定看護師教育課程(800時間)を修了すること
  • 特定行為研修の実習を受けること
  • 日本看護協会の認定審査に合格すること
取得にかかる費用
  • 入学試験の受験料: 約5万円
  • 入学金: 5〜10万円
  • 授業料: 70〜130万円
  • 実習費: 5〜10万円
  • 認定審査の受験料: 51,700円
  • 認定料: 51,700円
合計金額 約100〜150万円
合格率 具体的な数値は不明ですが、教育課程修了者の多くが合格しています。

認定看護師の資格を取得すると、専門分野でのキャリアアップが可能になり、患者さんにより高度なケアを提供できるようになります。

専門看護師:医療現場でリーダーシップを発揮できる

専門看護師は、精神看護、老年看護、小児看護などの14の専門分野に特化したケアを提供する看護師です。

専門看護師は、次の6つの役割を担います。

  • 実践:専門的な知識と技術を駆使して高度な看護ケアを提供します。
  • 相談:専門的な知識を活用して、ケアに関する助言や指導を提供し、チーム全体の看護の質向上を支援します。
  • 調整:患者に必要なケアが円滑に提供されるよう、各専門家や関係機関の連携を促します。
  • 倫理調整:医療現場で発生する倫理的な問題に対処します。
  • 教育:他の看護師に対して、ケアの質を向上させるための教育を行います。
  • 研究:エビデンスに基づいた看護を実践するため、研究活動を行います。

専門看護師の取得要件・費用・合格率は、以下の表をご覧ください。

取得要件
  • 看護師免許を有すること
  • 看護系大学院の修士課程を修了すること
  • 実務経験が通算5年以上あること
    (うち3年以上は認定看護分野の実務経験)
  • 認定審査に合格すること
取得にかかる費用
  • 大学院の学費: 約200万円(2年間)
  • 認定審査の受験料: 約10万円
  • 5年ごとの更新料: 約5万円
合計金額 約150〜200万円
合格率 具体的な数値は提供されていませんが、大学院修了者の多くが合格しています

専門看護師を取得すると、医療現場でリーダーシップを発揮する機会が増え、チーム医療の質を上げられるでしょう。

保健師:地域社会に貢献できる

保健師は、地域や職場、学校などで人々の健康維持や病気予防を支援する専門職です。
個人や家族、地域全体の健康課題を把握し、解決に向けた活動を行います。

保健師の取得要件・費用・合格率は、以下のとおりです。

取得要件
  • 指定された教育機関で1年以上保健師になるのに必要な学科を修めること
  • 保健師国家試験に合格すること
取得にかかる費用
  • 4年制国公立大学看護学部: 約250万円
  • 4年制私立大学看護学部: 450〜700万円
  • 受験料: 5,400円
合計金額 250〜700万円程度(教育機関による)
合格率 95.7%(2024年第110回試験)

保健師を取得すると、病院や診療所だけでなく、保健所、市町村の保健センター、企業の健康管理室、学校など、活躍の場が大きく広がります。

「地域社会に貢献したい」と考える看護師におすすめの資格です!

助産師:個人事業主としても活躍できる

助産師は、妊娠や出産、産後の母子ケアを専門とする医療職です。
妊娠・分娩の診断や介助、新生児ケア、母乳育児支援など、母子の健康を守る幅広い役割を担います。

助産師の取得要件・費用・合格率は、以下の表をご覧ください。

取得要件
  • 女性であること
  • 看護師資格を持ち、指定された教育機関で助産師課程を修了すること
  • 助産師国家試験に合格すること
取得にかかる費用
  • 入学金: 約18万円~25万円
  • 授業料: 約70万円~93万円/年
  • 実習費: 約5万円~10万円
  • 教科書代: 約5万円
  • 国家試験受験料: 5,400円
合計金額
  • 国公立大学: 約130万円
  • 私立大学: 約150万円~200万円
  • 専門学校: 約80万円~150万円
合格率 2024年: 98.8%

助産師を取得すれば、産科病棟や産婦人科クリニックでの活躍はもちろん、助産院の開業や訪問助産など、個人事業主としての活動もできるでしょう。

【医療・救急分野】看護師が取りたいプラスの資格9選

2枚目は病院内でスクラブを着用した医療スタッフが協力して作業する様子

医療・救急分野において看護師が取りたいプラスの資格は、以下のとおりです。

  • BLSヘルスケアプロバイダー
  • ACLSプロバイダー
  • PALSプロバイダー
  • 3学会合同呼吸療法認定士
  • 消化器内視鏡技師
  • リンパ浮腫セラピスト
  • 終末期ケア専門士
  • 栄養サポートチーム専門療法士
  • 慢性腎臓病療養指導看護師

これらの資格を取得すると、専門的な知識やスキルを深め、患者さまにより高度な医療ケアを提供できます。
以下より詳しく見てみましょう!

BLSヘルスケアプロバイダー:救命処置の基礎を学べる

BLS(Basic Life Support)ヘルスケアプロバイダーは、心肺蘇生法(CPR)や救急蘇生の基本技術を習得するための資格です。
アメリカ心臓協会(AHA)が認定しており、成人・小児・乳児への一次救命処置の技術を学ぶことができます。

BLSヘルスケアプロバイダーの取得要件・費用・合格率は、以下の表をご覧ください。

取得要件
  • 1日間(約6時間)のコースを受講すること
  • 全てのコースプログラムに参加すること
  • 実技評価の基準を満たすこと
  • 筆記試験の正解率が84%以上(25問中21問正解)であること
取得にかかる費用
  • 受講料: 18,480円(税込)
  • テキスト代: 約4,000円
  • ポケットマスク: 価格不明
合計金額 約22,480円以上(ポケットマスク代を除く)
合格率 具体的な数値は公表されていませんが、再試験を含めてほとんどの受講者が合格しています

BLSヘルスケアプロバイダーを取得すると、緊急時に適切な対応ができ、患者さんの命を守るスキルが向上するでしょう。

ACLSプロバイダー:緊急事態に対応できる

ACLS(Advanced Cardiovascular Life Support)プロバイダーは、BLSプロバイダーの上位資格です。
心血管救命処置に特化した技術を習得でき、急性冠症候群、脳卒中、心停止などの緊急事態に対応するスキルを学べます。

ACLSプロバイダーの取得要件・費用・合格率は、以下のとおりです。

取得要件
  • 有効期限内のBLSプロバイダー資格を保有していること
  • 2日間のコースを受講すること
  • 事前学習(オンライン学習、自己評価、動画視聴)を完了すること
  • 筆記試験で84%以上得点すること
  • 実技試験に合格すること
取得にかかる費用
  • 受講料: 36,300円〜38,980円
  • テキスト代: 11,330円〜14,410円
  • ポケットマスク: 約1,600円〜1,980円
合計金額 約49,230円〜55,370円
合格率 具体的な数値は公表されていませんが、再試験を含めてほとんどの受講者が合格しています

PALSプロバイダー:子どもの救急医療に携われる

PALS(Pediatric Advanced Life Support)プロバイダーは、小児患者に特化した救命処置の資格です。
取得要件・費用・合格率は、以下をご覧ください。

取得要件
  • 有効期限内のBLSプロバイダー資格を保有していること
  • 2日間のコースを受講すること
  • 受講前自己評価を完了し、70%以上の正答率を達成すること
  • 全てのコースプログラムに参加すること
  • 実技評価の基準を満たすこと
  • 筆記試験で84%以上(50問中42問)正解すること
取得にかかる費用
  • 受講料: 38,760円~42,980円
  • テキスト代: 11,330円~14,410円
  • ポケットマスク: 約1,600円~1,980円
合計金額 約51,690円~59,370円
合格率 具体的な数値は公表されていませんが、再試験を含めてほとんどの受講者が合格しています

乳児から思春期までの子どもに対する評価、救急蘇生法、管理技術を学べるため、小児科や小児救急部門で働く看護師は取っておいて損はないでしょう。
他の分野で働く看護師にとっても、小児患者への対応力を高めるスキルが得られます。

3学会合同呼吸療法認定士:呼吸療法のスペシャリスト

3学会合同呼吸療法認定士は、日本胸部外科学会・日本呼吸器学会・日本麻酔科学会の3学会が共同で認定しており、呼吸療法に特化した知識と技術を持つ医療従事者を認定します。

取得要件・費用・合格率は、以下をご覧ください。

取得要件
  • 指定の医療資格を保有し、実務経験を満たすこと(看護師の場合は2年以上)
  • 申請書類提出日から過去5年以内に、認定委員会が認める学会や講習会等に出席し、2.5点以上を取得すること
  • 認定講習会を受講すること
  • 認定試験に合格すること
取得にかかる費用
  • 12.5点以上の点数取得に必要な学会や講習会参加費用
  • 認定講習会受講料:20,000円~30,000円
  • 認定試験受験料:10,000円
  • 旅費:試験会場(東京)までの交通費・宿泊費
合計金額 約40,000円~50,000円以上(旅費を除く)
合格率 平均62%~67%前後
2023年度(第28回):66.1%
※2019年以降は95%を超える年もあります

この資格を取ると、呼吸器疾患患者のケアや人工呼吸器管理において専門性を発揮できます。
集中治療室や呼吸器内科で働く看護師にとって役に立つ資格です。

消化器内視鏡技師:内視鏡や消化器内科で役立つ

消化器内視鏡技師は、日本消化器内視鏡学会が認定しており、内視鏡検査や治療における専門的な知識と技術を学ぶことができます。

取得要件・費用・合格率は、以下のとおりです。

取得要件
  • 指定の医療関連法定資格(看護師、准看護師など)を有すること
  • 過去5年以内に、消化器内視鏡学会認定の専門医が従事する施設で、内視鏡に従事した勤務年数が満2年以上であること
  • 技師会・技師会各支部主催の「消化器内視鏡技師学会」または「消化器内視鏡技師研究会」に2回以上出席していること
  • 技師会が承認する「機器取扱い講習会(基礎編)」を1回以上受講していること
  • 医学講義を合計20時間以上受講していること
  • 消化器内視鏡介助症例数の合計が年間100件以上であること
取得にかかる費用
  • 受験料: 10,000円
  • 認定料: 10,000円
  • 学会や講習会参加費用
  • テキスト代
  • 旅費(試験会場までの交通費・宿泊費)
合計金額 最低20,000円以上(学会や講習会参加費用、テキスト代、旅費を除く)
合格率 90%前後

消化器内視鏡技師は、内視鏡室や消化器内科で働く看護師に役立つ資格です。
内視鏡検査や治療時に重要な役割を果たし、医師のサポートや患者ケアを行えるでしょう。

リンパ浮腫セラピスト:がん治療後のむくみを改善できる

リンパ浮腫セラピストは、リンパ浮腫の治療や管理に特化した資格で、がん治療後のリンパ浮腫のケアを専門とする資格です。

取得要件・費用・合格率は、以下をご覧ください。

取得要件
  • 医師、看護師、理学療法士、作業療法士、あん摩マッサージ指圧師のいずれかの資格を有すること
  • 資格取得後、2年以上の実務経験を有すること
  • リンパ浮腫治療に関する研修を修了すること(座学45時間以上、実技90時間以上、計135時間以上)
  • リンパ浮腫の実施症例を5例以上積むこと
取得にかかる費用
  • 受験料: 16,500円
  • 認定登録料: 22,000円
  • 研修費用: 約300,000円~550,000円(教育機関により異なる)
合計金額 約340,000円~590,000円
合格率 90%程度

リンパ浮腫セラピストは、リンパドレナージや圧迫療法の技術を学び、患者のQOL向上に貢献できます。

終末期ケア専門士:終末期の患者さんの身体・精神的なケアを行う

終末期ケア専門士は、終末期の患者さんとその家族に対して包括的なケアを提供する専門性を養います。
緩和ケア病棟やホスピスにて、患者の身体的・精神的サポートが可能です。

取得要件・費用・合格率は、以下をご覧ください。

取得要件
  • 指定の医療・福祉系資格を保有していること(医師、看護師、社会福祉士など)
  • 資格に応じた実務経験を有すること(例:看護師は2年以上、介護士は3年以上)
  • 認定試験に合格すること
取得にかかる費用
  • 受験料: 11,000円(税込12,100円)
  • 登録料: 11,000円(税込12,100円)
  • 更新料: 5,500円(3年ごと)
  • オプション: 試験対策Web講習会 19,800円
合計金額 約24,200円~44,000円(試験対策講習会を含む場合)
合格率 2024年(第5回): 65.6%

栄養サポートチーム専門療法士:栄養療法を実施できる

栄養サポートチーム専門療法士は、栄養管理の専門家として、患者さんの栄養状態の改善をサポートする資格です。
取得要件・費用・合格率は、以下をご覧ください。

取得要件
  • 指定の国家資格(看護師含む)を有すること
  • 国家資格取得後3年以上の実務経験があること
  • 日本栄養治療学会(JSPEN)の会員であること
  • JSPEN学術集会に1回以上参加すること(10単位)
  • NST専門療法士受験必須セミナーを1回以上受講すること(10単位)
  • 合計30単位以上を取得すること
  • 認定教育施設で40時間以上の実地修練を修了すること
  • 認定試験に合格すること
取得にかかる費用
  • 受験料:10,000円
  • 認定料:20,000円
  • 学会年会費:10,000円
  • JSPEN学術集会参加費
  • NST専門療法士受験必須セミナー受講料
  • 実地修練費用
合計金額 最低40,000円以上(学会参加費、セミナー受講料、実地修練費用を除く)
合格率 60%~70%前後

慢性腎臓病療養指導看護師:腎臓内科・透析室で活躍できる

慢性腎臓病療養指導看護師は、慢性腎臓病患者への療養指導に特化した資格で、腎臓病看護の専門性を認定します。
慢性腎臓病患者への生活指導や透析準備など、腎臓内科や透析室で働く看護師に役立つでしょう。

取得要件・費用・合格率は、以下のとおりです。

取得要件
  • 看護師免許を有すること
  • 日本腎不全看護学会正会員歴が通算して3年以上あること
  • 慢性腎臓病看護領域実務経験が通算3年以上あること
  • 看護実務経験が通算5年以上あること(慢性腎臓病看護領域実務経験3年以上を含む)
  • 慢性腎臓病領域の看護実践に関する事例報告を1事例提出すること
  • 認定ポイントを30ポイント以上取得していること
取得にかかる費用
  • 資格審査料: 30,000円
  • 登録料: 10,000円
  • 「慢性腎臓病看護 第6版」テキスト代: 約4,000円
合計金額 約44,000円
合格率 公式な発表はありませんが、受験者の多くが合格する傾向にあります

【介護・福祉分野】看護師が取りたいプラスの資格8選

介護福祉の現場で車椅子介助をする医療従事者の様子を映した温かみのある屋外シーン

介護・福祉分野で、看護師が取りたいプラスの資格は以下の8つです。

  • ケアマネジャー
  • 認知症ケア専門士
  • 認知症介護士
  • 福祉住環境コーディネーター
  • シニアピアカウンセラー
  • 介護福祉士
  • 社会福祉士
  • 精神保健福祉士

これらの資格は、医療と介護の連携を強化し、患者さんや利用者さんのQOL向上につながるでしょう。

ケアマネジャー:看護師が目指しやすく、需要が高い資格

ケアマネジャーは、介護が必要な高齢者のケアプランを作成したり、関係機関と連携・調整してサービスを調整する役割を担う専門職です。
取得要件・費用・合格率は、以下をご覧ください。

取得要件
  • 指定の医療・福祉系資格(看護師含む)を保有し、実務経験を満たすこと
  • 介護支援専門員実務研修受講試験に合格すること
  • 介護支援専門員実務研修を修了すること
取得にかかる費用
  • 受験料: 約7,000円
  • 実務研修受講料: 約10万円
合計金額 約11万円
合格率 32.1%(2024年度第27回試験)

看護師がケアマネジャーになると、医療知識を活かしながら介護サービス全体を統括することができます。
特に在宅ケアや地域包括ケアシステムにおいて重要な役割を果たし、キャリアの選択肢が広がるでしょう。

なお、しごレト編集部の看護師に聞いたところ、デイサービスで勤務していた時に「ケアマネジャーの資格を取ってほしい」と言われたそうです。
このエピソードからも、ケアマネジャーは介護現場での需要が高いといえますね。

認知症ケア専門士:認知症の患者さんを幅広く支援できる

認知症ケア専門士は、認知症患者のケアに関する専門的な知識と技術を持つ医療・介護従事者を認定する資格です。
認知症患者の特性を深く理解し、予防から診断後のケア、家族支援まで幅広い分野で専門性を発揮できます。

認知症ケア専門士の取得要件・費用・合格率は、以下をご覧ください。

取得要件
  • 認知症ケアの関連施設や団体にて3年以上の実務経験があること
  • 一次試験(4分野)と二次試験(論述)に合格すること
取得にかかる費用
  • 一次試験: 12,000円(3,000円×4分野)
  • 二次試験: 8,000円
合計金額 20,000円
合格率 45.7%(2024年度)

認知症患者が増加している現代の医療現場で、需要の高い資格といえますね。

認知症介護士:認知症ケアの基礎が学べる

認知症介護士は、認知症の方とご家族を支援するための基礎的な知識と技術を学べる資格です。
認知症ケア専門士が3年以上の実務経験が必要なのに対し、認定介護士は実務経験は不要なため、比較的取りやすい資格といえるでしょう。

取得要件・費用・合格率は、以下をご覧ください。

取得要件 30問選択式の検定試験で21問以上正解すること
取得にかかる費用 受験料: 3,300円
合計金額 3,300円
合格率 約80%

認知症の患者さんの日常生活支援や家族へのアドバイスを専門的に行えるため、介護施設や在宅ケアの現場での活躍が期待されます。

福祉住環境コーディネーター:住みやすい住環境を整える

福祉住環境コーディネーターは、高齢者や障害者が安全で快適に暮らせる住環境を提案・コーディネートする専門家を認定する資格です。

取得要件・費用・合格率は、以下をご覧ください。

取得要件 検定試験に合格すること
取得にかかる費用
  • 1級: 12,100円(税込)
  • 2級: 7,700円(税込)
  • 3級: 5,500円(税込)
合計金額 1級~3級合計: 25,300円(税込)
合格率
  • 1級: 14.5%
  • 2級: 38.1%
  • 3級: 40.9%(2023年度)

住環境コーディネーターは、患者さんの退院支援や在宅ケアにおいて、住環境の整備という視点からサポートが可能になり、バリアフリー化や福祉用具の選定など、患者さんのQOLを向上させる提案ができます。

シニアピアカウンセラー:高齢者の心に寄り添う

シニアピアカウンセラーは、高齢者の心理的サポートを行うための専門知識とスキルを持つ資格です。
取得要件・費用・合格率は、以下をご覧ください。

取得要件 検定試験に合格すること
取得にかかる費用
  • 講座受講料: 68,800円(WEB申込価格)
  • 受験料: 5,600円
合計金額 74,400円
合格率 具体的な数値は公表されていませんが、合格基準は70%以上の得点率とされています

介護福祉士:介護職で唯一の国家資格

介護福祉士は、介護を必要とする人の日常生活を支援する専門職で、介護職唯一の国家資格です。
取得要件・費用・合格率は、以下をご覧ください。

取得要件
  • 指定の養成施設を卒業するか、実務経験3年以上を満たすこと
  • 国家試験に合格すること
取得にかかる費用
  • 養成施設の学費:
    • 4年制: 約227万円
    • 3年制: 約200万円
    • 2年制: 約150万円
    • 1年制: 約83万円
  • 受験料: 5,400円
  • 登録料: 12,320円
合計金額 約847,720円~約2,287,720円
合格率 76%程度(過去5年間の平均)

介護福祉士を取ると医療知識と介護スキルを統合し、より包括的なケアができます。
主に訪問看護や介護施設での活躍が期待されるでしょう。

社会福祉士:幅広い生活課題に対応できる

社会福祉士は、高齢や障害、生活困窮など、さまざまな生活課題を解決するために、相談援助を行う専門職です。
取得要件・費用・合格率は、以下をご覧ください。

取得要件
  • 指定の養成施設を卒業するか、実務経験を満たすこと
  • 国家試験に合格すること
取得にかかる費用
  • 養成施設の学費(実習費込み)
    • 通信制(一般養成課程):約417,000円
    • 通信制(短期養成課程):約424,000円
    • 通学制(昼間部):約100万円
    • 通学制(夜間部):約40~60万円
  • 受験料: 19,370円
合計金額 約419,370円~約436,370円
合格率 30~50%前後

社会福祉士の資格を取ると、医療と福祉の両面から患者を支援できます。
特に入院患者さんやご家族の相談を行う、医療ソーシャルワーカーとして活躍できるでしょう。

精神保健福祉士:精神保健分野に特化した相談支援職

精神保健福祉士は、精神障害のある患者さんへの相談支援を行う専門職です。
社会福祉士と似ていますが、より精神保健分野に特化しているのが特徴です。

精神保健福祉士の取得要件・費用・合格率は、以下をご覧ください。

取得要件
  • 指定の養成施設を卒業するか、実務経験を満たすこと
  • 国家試験に合格すること
取得にかかる費用
  • 養成施設の学費(実習費込み)
    • 通信制(短期養成課程):約361,440円
    • 通信制(一般養成課程):約460,000円
    • 通学制:約800,000円×4年間=約3,200,000円
  • 受験料: 約10,000円
合計金額 約371,440円~約3,210,000円
合格率 65.6%(2022年第24回試験)

精神保健福祉士を取ると、精神科看護の専門性を高め、患者さんの社会生活支援や地域生活支援に携われます。
主に精神科病院や精神保健福祉センターなどでの活躍が期待されます。

【カウンセリング分野】看護師が取りたいプラスの資格6選

タブレットを使用したキャリアカウンセリングの様子

カウンセリング分野における、看護師が取りたいプラスの資格は、以下の6つです。

  • 産業カウンセラー
  • チャイルドカウンセラー
  • 不妊カウンセラー
  • 体外受精コーディネーター
  • 臨床心理士
  • 公認心理師

これらの資格を取得すると、患者さんやご家族の心理的サポートの質を高められます。

産業カウンセラー:職場のメンタルヘルスケアに携われる

産業カウンセラーは、職場におけるメンタルヘルスケアや人間関係の改善、キャリア支援などを行う専門家です。
日本産業カウンセラー協会が認定しており、企業や組織で働く人々の心の健康をサポートします。

取得要件・費用・合格率は、以下をご覧ください。

取得要件
  • 20歳以上であること
  • 産業カウンセラー養成講座を修了すること
  • 学科試験と実技試験に合格すること
取得にかかる費用
  • 養成講座受講料: 352,000円
  • 学科試験: 11,000円
  • 実技試験: 22,000円
  • 資格登録料: 7,000円
合計金額 392,000円
合格率 具体的な数値は公表されていませんが、教育課程修了者の多くが合格しています

産業カウンセラーの資格を取ると、職場のメンタルヘルス対策や従業員のストレスマネジメント支援に携われます。
産業保健分野での専門性を高められるほか、患者とのコミュニケーションスキルの向上にも役立つでしょう。

チャイルドカウンセラー:子どもたちの心の問題に寄り添う

チャイルドカウンセラーは、子どもの心理的問題に対応し、健全な成長をサポートする専門家です。
主に子どもの心理学、発達心理学、カウンセリング技術を学びます。

チャイルドカウンセラーの取得要件・費用・合格率は、以下をご覧ください。

取得要件
  • 認定教育機関(キャリカレ)のカリキュラムを修了すること
  • 認定試験に合格すること
取得にかかる費用
  • 講座受講料: 73,800円(WEB申込価格)
  • 受験料: 5,600円
合計金額 79,400円
合格率 具体的な数値は不明ですが、70%以上の得点で合格とされています

チャイルドカウンセラーの資格を取ると、子どもの心理的問題を早期に発見し、心のケアや保護者へのアドバイスなど、家族全体の支援を提供できます。

不妊カウンセラー:不妊治療への心理サポート・情報提供を行う

不妊カウンセラーは、不妊治療を受ける患者さんやご家族に対し、心理的サポートや情報提供を行う専門家です。
また、不妊に関する啓発活動にも携わることができます。

不妊カウンセラーの取得要件・費用・合格率は、以下をご覧ください。

取得要件
  • 日本不妊カウンセリング学会の会員であること
  • 不妊カウンセラー・体外受精コーディネーター養成講座を3回受講すること
  • 認定試験に合格すること
取得にかかる費用
  • 年会費: 6,000円
  • 養成講座受講料: 33,000円×3回 = 99,000円
  • 認定申請費用: 15,000円
合計金額 120,000円
合格率 約90%

体外受精コーディネーター:高度生殖医療の現場で活躍できる

体外受精コーディネーターは、体外受精を含む高度生殖医療の現場で、患者のケアや治療の調整を行う専門職です。
生殖医療チームの中で、治療計画の説明や心理的サポート、治療進行管理などを包括的に行い、患者に寄り添うケアができます。

取得要件・費用・合格率は、以下をご覧ください。

取得要件
  • 日本不妊カウンセリング学会の会員であること
  • 不妊カウンセラー・体外受精コーディネーター養成講座を3回受講すること
  • 認定試験に合格すること
取得にかかる費用
  • 年会費: 6,000円
  • 養成講座受講料: 33,000円×3回 = 99,000円
  • 認定申請費用: 15,000円
合計金額 120,000円
合格率 具体的な数値は不明ですが、不妊カウンセラーと同様に高いと推測されます

臨床心理士:心理学を専門とする上級資格

臨床心理士は、心理学の専門家として、心の健康に関する問題の評価や診断、治療を行う資格です。
日本臨床心理士資格認定協会が認定する高度な専門資格です。

臨床心理士の取得要件・費用・合格率は、以下をご覧ください。

取得要件
  • 指定大学院を修了すること
  • 資格試験に合格すること
取得にかかる費用
  • 大学院学費: 約200万円~500万円(2年間)
  • 資格審査料: 30,000円
  • 登録料: 50,000円
合計金額 約215万円~505万円
合格率 約60%

臨床心理士を取ると、心理アセスメントやカウンセリング、心理療法など、専門的な心理ケアを実施できます。
チーム医療の中で心理職としての役割を果たせるでしょう。

公認心理師:国内初の心理国家資格

公認心理師は、2017年に誕生した日本初の心理学の国家資格で、医療や教育、福祉など多岐にわたる分野で活躍できます。

公認心理士の取得要件・費用・合格率は、以下をご覧ください。

取得要件
  • 大学で指定科目を履修し卒業後、大学院で指定科目を履修し修了すること
  • 国家試験に合格すること
取得にかかる費用
  • 大学・大学院学費: 約300万円~400万円
  • 受験手数料: 28,700円
  • 登録料: 7,200円
  • 免許税: 15,000円
合計金額 約305万円~405万円
合格率 約60%~70%

公認心理士は心理学の専門家として、患者の心理的支援やアセスメント、カウンセリングを実施できます。

【その他の分野】看護師が取りたいプラスの資格5選

医療従事者向けの資格取得イメージ:木目のテーブル上に配置された聴診器、ボールペン、スパイラルノートが写っており、医療専門職のスキルアップや資格取得の学習準備を連想させる構図

医療や介護・福祉、カウンセリング以外の分野で、看護師に特におすすめの資格は、以下の5つです。

  • 臓器移植コーディネーター
  • 禁煙支援士
  • アンガーマネジメント
  • コーチング
  • 認定エステティシャン

これらの資格は、看護師の専門性をさらに高め、新たな活躍の場を広げる可能性を秘めています。
自身のキャリアの幅を広げたい看護師の方々にとって、魅力的な選択肢となるでしょう。

臓器移植コーディネーター:臓器移植の調整・手続きを行う専門職

臓器移植コーディネーターは、臓器提供から移植までの全過程を調整する専門職です。
日本臓器移植ネットワークなどが資格を認定しています。

取得要件・費用・合格率は、以下をご覧ください。

取得要件
  • 指定の医療資格(看護師、臨床検査技師など)を保有すること
  • 実務経験が2~3年以上あること
  • 日本臓器移植ネットワークの採用試験に合格すること
  • 入職後の研修を修了し、試験に合格すること
取得にかかる費用
  • 学会年会費: 約6,000円
  • 研修費用: 約40,000円(日本看護協会の3日間研修)
  • 試験料: 約10,000円
  • 登録料: 約20,000円
  • 学会参加費・交通費: 約120,000円
合計金額 約200,000円
合格率 公式な数値は発表されていませんが、採用人数が少ないため競争率は高いと考えられます

この資格は、臓器移植医療の現場で、患者や提供者の家族への説明、臓器摘出手術の調整、移植手術のスケジュール管理など、重要な役割を担えます。

禁煙支援士:根拠に基づく禁煙プログラムを実施できる

禁煙支援士は、日本禁煙科学会が認定する資格で、禁煙を科学的根拠に基づいて支援する専門家です。
ニコチン依存症の理解や禁煙プログラムの作成・実施を通じて、患者さんの生活習慣改善に貢献できるでしょう。

禁煙支援士の取得要件・費用・合格率は、以下をご覧ください。

取得要件
  • 日本禁煙科学会会員であること
  • 筆記試験に合格すること
  • 講習会等参加点を取得すること(初級2点、中級5点、上級12点以上)
取得にかかる費用
  • 認定料: 初級・中級5,000円、上級30,000円
  • 学会年会費: 6,000円
合計金額
  • 初級・中級: 約11,000円
  • 上級: 約36,000円
合格率 具体的な数値は公表されていませんが、70%以上の得点で合格とされています

アンガーマネジメント:怒りに対して適切に対処できる

アンガーマネジメントは、怒りの感情をコントロールし、適切に表現する方法を学ぶ心理教育プログラムです。
日本アンガーマネジメント協会などが資格を認定しています。

取得要件・費用・合格率は、以下のとおりです。

取得要件
  • 指定の通信講座を受講すること
  • 添削課題で基準点(70%)以上を取得すること
取得にかかる費用 講座受講料: 29,000円〜39,000円
合計金額 29,000円〜39,000円
合格率 具体的な数値は公表されていませんが、70%以上の正答率で合格できるとされています

アンガーマネジメントは、医療現場での自身のストレス管理や、患者や同僚とのコミュニケーション改善に役立ちます。
また、患者さんの怒りや不安への対応力を高め、医療現場でのトラブルを軽減できるでしょう。

コーチング:患者さんや部下の目標達成・問題解決を支援できる

コーチングは、対話を通じて相手の目標達成や問題解決をサポートするコミュニケーションスキルです。
国際コーチ連盟(ICF)や日本コーチ協会(JCA)などが認定しています。

取得要件・費用・合格率は、以下のとおりです。

取得要件
  • 指定の講座を受講すること
  • 一定時間以上のコーチング実践経験を積むこと
  • メンターコーチングを受けること
  • 筆記試験と実技試験に合格すること
取得にかかる費用
  • 講座受講料: 200,000円〜1,500,000円
  • 試験料: 10,000円〜30,000円
  • 認定料: 10,000円〜50,000円
合計金額 220,000円〜1,580,000円
合格率 一般的に70%以上の正答率で合格とされることが多いです

コーチングは、患者さんの自己管理能力の向上や行動変容を支援する際に効果を発揮します。
また、チーム医療の現場でのリーダーシップ向上や、後輩看護師の育成にも役立つでしょう。

認定エステティシャン:美容医療・皮膚科で活躍できる

認定エステティシャンは、日本エステティック協会などが認定する資格で、美容と健康に関する専門知識と技術を身につけた専門家です。
美容医療や皮膚科領域で、患者さんの術後スキンケアや慢性皮膚疾患のケアに役立つでしょう。

取得要件・費用・合格率は、以下をご覧ください。

取得要件
  • 指定の養成施設でカリキュラムを修了すること
  • 実技試験と筆記試験に合格すること
取得にかかる費用
  • 養成施設の授業料: 500,000円〜2,000,000円
  • 受験料: 15,000円〜20,000円
  • 登録料: 10,000円程度
合計金額 525,000円〜2,030,000円
合格率 公式な数値は発表されていませんが、70%〜80%程度と言われています

看護師がプラスの資格を取る際の3つの注意点

白衣を着た医療従事者が3本指を立てて資格取得のポイントを示すイメージ

看護師がプラスの資格を取得する際には、以下の3つの注意点があります。

  • キャリアプランに合わせて選ぶ
  • 資格の取得方法を確認する
  • 必要な費用・勉強時間をチェックする

これらの注意点をしっかり押さえると、自分のキャリアにとって本当に価値のある資格を選び、計画的に取得できるでしょう。

資格取得は、看護師としてのスキルアップだけでなく、将来の可能性を広げる大きな一歩です。
自身の目標や状況に合った資格を見つけ、着実にキャリアアップを目指してください!

キャリアプランに合わせて選ぶ

看護師が資格を取る際には、自分のキャリアプランに合った資格選びが重要です。

例えば、救急病棟で働く看護師であれば、BLSプロバイダーやACLSプロバイダーの資格取得が望ましいでしょう。
高齢者施設に勤務している、または今後働きたい場合は、ケアマネージャーの資格が活かせます。

キャリアプランに合った資格を選ぶと、効率的にスキルアップができるでしょう。

資格の取得方法を確認する

看護師がプラスの資格を取得するには、事前の情報収集が欠かせません。
取得方法は資格によって異なり、通信教育やスクール通学、独学など、さまざまな選択肢があるためです。

例えば、認定看護師になるには800時間以上の研修が必要です。
さらに、専門看護師になるには、修士課程修了と実務経験5年以上という厳しい条件が課されています。

一方で、福祉住環境コーディネーターは、通信講座で学習し、年に3回実施される試験に合格すれば取得できます。

このように、資格によって受験資格や実務経験の要件も異なるため、認定機関や養成施設のホームページで、最新の受験要件や試験日程をチェックしましょう。

必要な費用・勉強時間をチェックする

資格取得には、受験料、教材費、講座受講料など、さまざまな費用が発生します。
資格によっては、数万円で済むものから、数十万円以上かかるものまで幅広くあります。
詳しくは以下をご覧ください。

【具体的な費用例】

  • 比較的費用がかからない資格:5,000円~3万円程度(例:福祉住環境コーディネーター、BLSプロバイダーなど)
  • ある程度の費用がかかる資格:5万円~20万円程度(例:ケアマネジャー、認定看護師など)
  • 高額な費用がかかる資格:20万円以上(例:専門看護師、臨床心理士など)

また、資格の勉強時間は、資格の難易度や自身の基礎知識によって異なります。
簡単な資格であれば数週間~数か月で取得可能ですが、難易度の高い資格では1年以上の準備期間が必要になることもあるでしょう。

【資格取得に必要な勉強期間の例】

  • 比較的短期間で取得できる資格:1週間~3か月(例:BLSヘルスケアプロバイダー、禁煙支援士など)
  • ある程度の勉強時間が必要な資格:3か月~半年(例:認知症ケア専門士、福祉住環境コーディネーター)
  • 長期間の勉強が必要な資格:1年以上(例:専門看護師、臨床心理士、公認心理師など)

勤務スケジュールを考慮し、無理なく継続できる学習計画を立てることが、成功への鍵です。

まとめ

この記事では、医療・救急、介護・福祉、カウンセリングなど、幅広い分野の資格を詳しく紹介しました。

看護師がプラスの資格を取得すると、キャリアアップや専門性の向上、収入アップ、転職の時に有利になるといった、多くのメリットがあります。
資格を選ぶ際は、キャリアプランや取得方法、必要な費用、勉強時間を考えて選びましょう。

資格選びや転職で迷った時は、現役看護師にLINEで無料相談が可能です。
まずはLINEで気軽に話を聞いてみて、キャリアアップへの一歩を踏み出しましょう!

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