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【子ども好きは絶対条件!?】小児科ナースに向いている人の特徴5選!現役小児科医が解説!

 

小児科は、0歳の赤ちゃんから思春期の子どもまで、幅広い年齢層を対象とする診療科です。

子どもたちが元気に回復していく姿を近くで見れることや、成長を間近でサポートできる喜び、そしてかわいさに癒されながら働けることはとても幸せで大きなやりがいを感じる仕事です。

しかし、その一方で、向き・不向きもある職場でもあります。

今回は、HAAB Medical Groupの小児科医長であり、HAABこどもクリニック院長の田中嵩人が、「小児科ナースに向いている人の特徴5選」を解説します!

最後にはちょっと驚きの内容もあるので、ぜひ最後までお読みください!

 

① 子どもが好き

子どもたちは予測不能な行動を取ったり、笑顔や泣き声で感情があふれます。

そのような環境を楽しみ、子どもたちの成長や健康を一緒に喜べる人は、小児科ナースに適しています。
ただし、「子どもが好き」という気持ちだけでは、小児科の現場のすべてに対応できるわけではありません。

例えば、泣き続ける赤ちゃんや、不安や痛みによって暴れる子ども、そして思春期特有の気難しさや心を閉ざした態度に向き合う必要もあります。

こうした状況にも冷静さを保ち、適切に対応することも重要です。

 

② コミュニケーションが好き

小児科では、子どもたちだけでなく保護者への説明やサポートも重要な役割です。

特に小児科ナースは、保護者と関わる機会がとても多いです。

子どもの病気で不安を抱えるパパママに寄り添い、わかりやすく説明するスキルが求められます。医療者としての冷静さを保ちながら、心のこもった言葉で励ます力が必要です。

また、処置の際には子どもたちの注意をそらしたり、不安を和らげたりする工夫が欠かせません。

例えば、「注射が怖い」と泣く子に対して、話題をそらしたり、他のことに気をうつしたりすることができると、子どもたちの不安を和らげることができ、その後の治療をスムーズに進めやすくなります。

 

③ 洞察力、観察力がある

 

小児科では、血液検査のような痛みを伴う検査や、レントゲン・CT検査などの被爆を伴う侵襲的な検査も必要に応じて行います。

しかし、子どもたちの精神的・身体的負担を考慮し、大人の診療科以上に慎重に適応を見極めることが求められます。

そのため、小児科では侵襲的な検査に頼る前に、子どもの顔色、動作、泣き方などの細かい変化から本人の体調やどこの部位に問題があるかを読み取る力が求められます。

特に、年齢が小さいほど子どもとのコミュニケーションが言葉に頼れないため、その難易度はさらに増します。

また、こうした観察力は、単に病状を見極めるだけでなく、子どもが感じている不安や恐怖を理解し、寄り添うための手がかりにもなります。

検査や処置が必要な場合には、その理由を家族に丁寧に説明し、不安を和らげるための配慮も不可欠です。

 

④ ストレスをうまく管理できる

小児科では、命に関わる緊急事態や、子どもが亡くなってしまうなど、心が痛むケースも経験することがあります。

感情的になりすぎず、プロフェッショナルとして冷静に対応する力が必要です。

その一方で、感情を無理に抑え込むだけでは、心の負担が蓄積してしまうこともあります。

こうした困難な状況に立ち向かい続けるためには、自分自身のストレスを理解し、適切に解消する術を身につけることが大切です。

例えば、信頼できる同僚や家族と気持ちを話したり、趣味やリラックスできる時間を意識的に確保することが役立ちます。

心身の健康が保たれてこそ、子どもたちやその家族に寄り添い続けることができます。

「医療者も人間である」という前提を忘れず、自己ケアを怠らないことが重要です。

 

⑤ チームワークを大切にする

小児科は医師、看護師、受付スタッフが一体となり、チームで子どもたちとその家族を支える診療科です。

チームメンバーと良好な関係を築き、連携して仕事を進める能力が重要です。

一人ひとりの役割がチーム全体に影響するため、チームワークを大切にする姿勢が必要です。

 

最後に・・驚きポイント!

実は、「子ども好き」は絶対条件ではありません!
もちろん子どもが好きなことも大切ですが、つらいケースを経験した時に自分のメンタルまで追い込まれてしまっては次に来る患者さんに適切に対応ができません。

「子ども好き」だけではなく、冷静な判断力や家族全体を支える視点が何より重要です。

最初は子どもが苦手だったけれど、関わるうちに好きになった」というスタッフも実際にいます。小児科は、自分を人として成長させてくれる職場でもあります!

まとめ

小児科ナースに向いている人の特徴
① 子どもが好きであること
② コミュニケーションが好き
③ 洞察力、観察力がある
④ ストレスをうまく管理できる
⑤ チームワークを大切にする

小児科ナースには、子どもへの愛情だけでなく、高いコミュニケーション能力や洞察力や観察力、そしてストレス耐性、チームワークが求められます。

「向いているかも?」と思った方は、ぜひこの分野にチャレンジしてみてください。

元気のない顔をしていた子どもたちが元気になった顔を見せてくれたとき、診療の最後に子どもが笑顔で「ばいばい!」と手を振ってくれたとき、子どもから手紙をもらったときのあの気持ちは、他の診療科では決して味わうことができない、何にも代え難いとても幸せなものです。
皆さんと共に働けることを楽しみにしています。

 

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