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看護師でも年収1,000万円!達成するための現実的な方法と注意点

「看護師として年収1000万円を目指したけどそもそも可能?」

答えは可能です!
実際、看護師で年収1000万円を叶えている人もいます。
ですが、きわめて厳しいのが現実です。
看護の技術を磨くことはもちろん、あらゆる方面での努力やキャリアプランを立てていく必要があります。

今回この記事では、
・看護師が年収1000万円を稼ぐための方法
・収入アップさせる現実的な手段

などを解説します。

ブックマークを忘れず、いつでも見返せるようにしておいてくださいね。

看護師の給与のリアル

看護師の平均年収は、厚生労働省(令和4年賃金構造基本統計調査)によると、508万1,300円です。
ここから手取りを計算すると、約375万〜410万円になります。
一般的な営業職とあまり差がないのが現実ですが、勤める病院の規模や病院のボーナス査定制度などによって金額は変わります。

都道府県別だと最高額は大阪府の568万900円、最低額は宮崎県の416万2900円となっています。

一般の看護師というだけで年収1000万円は正直難しい

平均額を見ても分かるように、平均年収の倍額を稼ぐことになり、看護師が年収1000万円を稼ぐのは非常に難しいのです。

給料を上げるには、管理職に就いたり、待遇の良い病院で勤務する必要があります。
ただ、管理職になるには、ある程度の年数も要します。
看護主任になるには最低でも10年、看護部長クラスになると25年以上の経験が必要になります。

看護師が年収1000万円稼ぐ方法

現実的に1000万円を稼ぐ方法は以下のようなものが挙げられます。

・経営に関与する
・高給の病院に転職
・看護師経験を活かした他業種に就く
・訪問看護ステーションの開業
・副業をする など

経営に関与するためには、看護主任、看護師長、看護部長などの役職を目指します。
転職をする場合にも、キャリアなどを考慮して計画的に行う必要があります。

一つずつ詳細に解説していきます。

管理職や経営層を目指す

経験年数を要するのでやや時間はかかりますが、着実なキャリアアップで年収を増やします。
管理職の看護師は、基本給や手当、ボーナス支給額などがほかの看護師より高いので、勤続年数やキャリアも重ねている看護師であれば、年収1,000万円前後のケースも。

看護部長は、病院の経営側としても従事します。
看護師のトップで平均年収も700万円前後と言われています。
病院の待遇によっては年収のアップも見込める立ち位置となっています。

独立開業する

独立開業するのも一つの手です。
例えば、訪問看護ステーションの開設や、有料職業紹介事業などの人材ビジネスなどが一般的です。

訪問看護ステーションであれば、開業年収は、400万円〜1,000万円が目安になり、事業を拡大させ、複数の事業所を運営していくことで、さらなる年収アップが期待できます。
開業にあたっての特別な資格は必要ないので、比較的ハードルが低いため、開業に踏み出しやすいです。

訪問看護事業の立上げも、看護師さえ採用できれば開業できるので、そこまで難しくありません。

起業に至るまでのステップは次の手順が一般的です。

・ビジネスプランを練る
・事業計画書を作成する
・事業に必要な資金を調達する
・開業に必要なものを準備する
・開業手続きを行う

起業資金の調達も忘れてはいけません。
以下の方法を参考にして計画を立てましょう。

・銀行から融資を受ける
・日本政策金融公庫から融資を受ける
・厚生労働省の助成金制度を活用する
・クラウドファンディングをする

都心部や規模が大きい職場で働く

時間を要さずに給料、年収を上げたいのであれば、転職がおすすめです。
ただ、5年以上の現場経験があるとより確実に給与アップでの転職が望めるので、第二新卒や新卒での転職はおすすめできません。

転職で年収アップを狙うには、次のようなポイントを抑えておくといいでしょう。
・基本給の高い病院や施設を探す
・透析看護師として透析室や透析クリニックで働く
・夜勤や休日手当などが多い職場を探す

また、科によっても基本給に差があり、呼吸器外科が最も高く、続いて総合診療科、呼吸器内科と続きます。
転職の際には、どの科を選ぶかも重要になります。

副収入を得る

看護師の資格を活かした副業をすることも一つの方法です。

・訪問看護ステーションやデイサービスなどの開業
・助産院の開
・医療分野のライター
などが資格を活かした副業の一部です。

また、夜勤でのアルバイトや、期間限定でワクチン接種などのアルバイトなどでも副業としての収入を得ることが可能です。
現場で働く以外にも、看護師限定のコールセンターなど在宅勤務が可能な仕事であれば、無理なく両立ができる可能性があります。

ただ注意したいのが、副業が禁止の医療機関ではないかどうかです。
副収入を得るために、まずは職場の就業規則を確認しましょう。
特に、国立・公立の医療機関では原則副業・兼業が禁止されていることも多く、無許可で副業などを行った場合には、懲戒処分を受ける可能性があるのでよく確認してください。
ります。
また、副業する場合には職場へ業務内容を報告し、本業である看護業務に支障が出ないようにするのも鉄則です。

高待遇の職場へ転職する

以下のような仕事であれば、年収を上げて1000万円に近づけることができます。

・医療コンサルタント
・製薬会社などの一般企業の営業職
・大規模病院やICU、美容外科クリニック
・大手の医療機器メーカーや治験実施機関
・臨床開発モニターやフィールドナースになる

医療コンサルタントは、病院・クリニック・医療法人などの医療機関や医療・ヘルスケアの関連企業に対して、経営面で抱える問題解決のための支援を行う仕事です。
コンサルティング業界全体としての年収が高いため、年収1000万円を超えることも珍しくない業界です。
ワークライフバランスに力を入れている企業も多く、仕事とプライベートの両立も目指せます。

営業職(医療関連)
医療系の営業は看護師経験を活かしやすく、インセンティブも発生すると年収1000万円を超えることも。
医療機器の営業補佐や医療従事者に特化した人材紹介会社のキャリアコンサルタントなどさまざまな仕事がありますが、インセンティブ比率の高い企業の営業職を選ぶといいでしょう。

美容外科
美容外科看護師は年収800万円以上を稼ぎますので、1000万円も現実的です。
一般病院看護師に比べると日勤での勤務時間で安定し、不規則な生活にならずに働くことができます。
夜勤がある分収入も増えますが、ライフバランスとの両立が難しく、負担に感じることもあります。
また、残業も一般病院看護師に比べると少ないので、働きやすい環境となっています。

ただ、患者さんは施術を受けることがメインで、施術への効果や期待、不安を持った状態で訪れます。
なので、治療するというよりも、接客をしている意識を持つことが大切になります。

年収1000万を目指す際に気をつけたいポイント

看護師になってすぐに1000万円の年収を叶えることは、あまり現実的ではないことがここまで読むと気付くはずです。
選ぶ病院によっては、早く年収1000万円に近づくことができますが、それでも数年から数10年かかることを心に留めておきましょう。

だからこそ、まずは地道に仕事を覚える、院内での役職を狙うといったベイビーステップを着実に見据えていきたいものです。

平均年収の差

勤務する病院はもちろん、勤務形態、年齢によっても平均年収に差が出てきます。

看護師の平均的な年収は約500万円です。
大規模病院と言われる従業員が1,000人以上いる場合の平均年収は557万1,200円と最も高くなっており、病院の規模が大きい方が給与水準は高くなる傾向にあることは間違いないでしょう。

年代による平均年収の違いは以下のようになっています。
25〜29歳:477.0万円
30〜34歳:478.9万円
35〜39歳:505.8万円
40〜44歳:529.7万円

経験年数を重ねることで、徐々に平均額が上がっていきます。

その他に年収に影響してくるのが、手当やボーナス。
看護師の1回あたりの夜勤手当は11,368円で、1ヵ月あたりの夜勤手当は約45,000円となり、年収にすると約54万円UPする計算になります。
厚生労働省の令和5年賃金構造基本統計調査によると、平均ボーナスは、年間で約85万6,500円との結果に。
基本的には、夏と冬に2回に分けて支給されるため、1回あたりの平均額は約42.8万円となります。
ボーナスの基準も病院によってさまざまなので、勤務先をアラブ際に気にしたいポイントでもあります。

時間がかかる

平均年収が約500万円であることを踏まえると、単純計算で倍額を稼ぐ必要があります。
月の給料に換算すると、約84万円をプラスで稼ぐことになります。
ただ、勤務をするだけでは難しいため、役職に就くことなどが求められます。
例えば、看護師長になるには、一般的に10年以上以上の臨床経験と管理職としての経験が求められます。
医療施設の規模にもよりますが、看護師長には約15年前後の経験年数が求められる傾向があり、時間がかかります。

転職するにしても、必須ではないものの5年ほどの経験は年収を上げるキャリアアップを狙う場合に有利になります。

ライフステージの変化

結婚や出産、育児などライフステージの変化も少なからず影響があるでしょう。
国や病院が看護職の復職をサポートする動きも年々整ってきているため、産休や育休などから復帰した後も、キャリアアップ・年収アップを諦める必要はありませんが、時間がかかってしまいます。

望む場合には、
20代〜30代では年収が10万円ほどアップしますが、30代前半〜30代後半ではほとんどアップしない傾向にあるため、ライフステージが変化するタイミングも重要になりそうです。

無理なく、キャリアを再度積み上げるために、早く感覚を取り戻すために元の職場に復帰したり、勤務時間の確保のために家から近い職場へ転職するなども視野に入れておきましょう。
元々キャリアがある看護師は即戦力となるので、復帰後の転職が有利になり、結果的に年収UPにもつながるケースもあります。

こんな働き方もある!

実際に年収1000万円を叶えるには、看護師の仕事1本ではなかなか難しいですよね。
特異な働き方で、看護師として働いている方もいます。

青木美沙子さんの場合

モデルと訪問看護師を両立する青木美沙子さん。
夜勤明けでモデルの撮影に行くなど、ハードな日々を送りながらも、どちらの仕事も大切に働いています。
20歳で看護師になり、最初の5年間は技術を身に付けるべく、大学病院できっちり働いていた青木さん。
その後、20代後半でカワイイ大使に任命されたことが、モデル業も兼業するきっかけになりました。
月の半分くらい海外に行く生活になり、大学病院勤務が物理的に難しくなったので、モデルメインの時期もあったそうです。
看護師としても腕を落とさないために、いずれは看護師をメインにしたいと考えているのだそう。

まとめ

看護師の平均年収自体は約500万円とそこまで高いわけではありません。
年代や役職によって金額は変わってきますが、実際に年収1000万円を稼ぐのは容易ではありません。
昇進、副業、転職など様々な方法を検討することが最短になってくるはずです。
ただ、共通していることは、「スキルを磨くことが大切である」ということです。

年収1,000万円を稼ぐ方法はさまざまありますが、どんな方法もそれ相応の実力が求められます。
まずは、、地道に自分のスキルを磨き、年収アップにつなげていきましょう。

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