
看護師の役職について、詳しく勉強してみませんか?
「将来、看護師として役職に就きたい…」
「そもそも看護師の役職にはどんな種類がある?」
看護師のキャリアを考えたときに自然に出てくるのが「役職」。主任や副師長、師長、看護部長などさまざまあります。それぞれの仕事内容や給料面などをしっかり理解することで、看護師として進む道が見えてくるかも!本記事で一緒に学んでいきましょう。
この記事では、以下のような内容を紹介します:
- 看護師の役職の基本
- 役職のメリットとデメリット
- 役職に就くために必要なこと
- 看護師の多様なキャリアパス
- Q&A
プロの現場を知る看護師目線で、「看護師の役職」について解説しています。ぜひブックマークして、看護師としての未来を考え始めたときに役立ててくださいね。
「いつかは役職に…」看護師の役職の基本を知ろう
看護師としてのキャリアを積む中で、「いつかは役職に就いて、もっと幅広く活躍したい」と考える方はいるのでは?具体的にどのような役職があるのか、それぞれどんな仕事内容で、お給料はどれくらい変わるのか、色々気になりますよね。
そこで、ここでは、看護師の役職の種類から、一般看護師からの昇進の流れ、そして気になる役職別の給料や手当について、簡潔に解説します。
看護師の役職って何種類ある?一覧で分かりやすく解説
看護師の役職は、病院や施設によって名称や役割に多少の違いはありますが、一般的に「主任」「副師長」「師長」「看護部長」といった役職が設けられています。
大規模な病院では、看護部長を補佐する「看護部長補佐」や「副部長」などの役職も!それぞれの役職には、異なる役割と責任の範囲が伴います。詳細を次の表でチェックしてみましょう。
役職名 | 主な役割と責任範囲 |
主任 | 病棟の看護業務リーダー。看護実践の質向上、新人指導、業務調整、チーム内の問題解決など、現場の中心となる。 |
副師長 | 師長の補佐役で、病棟全体の管理・運営をサポート。師長不在時の代行や、シフト・物品管理、データ管理も担当する。 |
師長 | 病棟や部署の最高責任者。看護単位の運営、人材育成、看護の質の管理、目標設定、予算管理など、幅広いマネジメントを担う。 |
看護部長 | 病院全体の看護部門の最高責任者。看護部の目標設定、看護体制の構築、人材戦略、病院経営への参画など、病院全体の看護の方向性を決定し、統括する。 |
看護部長補佐/副部長など | 大規模病院で看護部長を補佐し、看護部全体の一部門を統括するなど、多様な役割を担います。 |
一般看護師から始まる昇進の流れとは
一般看護師として経験を積んだ後、役職に就くまでの昇進の流れは、多くの病院で共通のステップを踏みます。
- 一般看護師として経験を積む:
まずは現場での看護実践能力を磨き、経験を積む期間です。 - 非公式なリーダー的役割:
数年間の経験を経て、周囲からの信頼を得ると、チームリーダーやプリセプターなど、公式な役職ではないもののリーダー的な役割を任されることが増えてきます。 - 主任:
多くの場合、最初の役職が主任です。主任になるには、一般的に5〜10年程度の臨床経験が必要とされ、リーダーシップや新人指導の経験が重視されます。 - 副師長:
主任として数年経験を積んだ後、副師長へと昇進し、師長を補佐しながらより広範なマネジメント業務に携わります。 - 師長:
病棟や部署のトップである師長へと昇進します。師長は、看護部門の中核を担う重要な役職であり、高度なマネジメント能力が求められます。 - 看護部長、総師長など:
大規模病院では、複数の師長を束ねる総師長や、病院全体の看護を統括する看護部長といった、さらに上位の役職に就くことも可能です。
この昇進の流れはあくまで一般的な目安であり、個人の能力、実績、そして病院の体制によって異なることを理解しておきましょう。
気になる!役職別の給料・手当はどのくらい?
役職に就くことで、責任が増える分、給料や手当もアップすることがほとんど!役職手当は病院によって差がありますが、厚生労働省のデータから一般的な目安を紹介します。
厚生労働省「令和5年賃金構造基本統計調査」によると、看護師全体の平均年収は約508.1万円となっています。これに対して、役職別の給与データは次の表のようになります。
役職名 | 月額役職手当の目安(円) | 年収アップの目安(円) |
主任 | 10,000円〜30,000円 | 12万円〜36万円 |
副師長 | 30,000円〜50,000円 | 36万円〜60万円 |
師長 | 50,000円〜100,000円 | 60万円〜120万円 |
看護部長 | 100,000円〜200,000円 | 120万円〜240万円 |
この表はあくまで目安であり、病院の規模、経営状況、地域、個人の評価などによって大きく変動します。役職手当の他にも、「昇進に伴い基本給が上がる」や「賞与の算定基準が優遇される」といった形で年収アップに繋がることが多いです。
役職に就くことは、給料アップだけでなく、キャリアの選択肢を広げ、看護師としてのやりがいをより深く感じられる機会にも!
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役職に就く「メリット・デメリット」を徹底比較!
看護師の役職は、キャリアアップの大きな目標となる一方で、その責任の重さから「自分に務まるだろうか」と不安を感じることも…。役職に就くことは、経済的な安定や新たなやりがいをもたらす半面、業務内容や精神的な負担が増えるケースもあります。
ここでは、看護師が役職に就いた際のメリットとデメリットを詳しく比較してみましょう。
看護師が役職に就く「メリット」:やりがいと経済的安定
看護師が役職に就くことは、自身のキャリアにおいて多くのメリットをもたらします。仕事への深いやりがいを感じられ、経済的にも安定するでしょう。具体的なメリットは次の通り。
- 給与・手当の向上:
最も直接的なメリットは、役職手当が支給されたり、基本給が上がったりすることによる収入アップです。これにより、経済的な安定感が増し、生活の質の向上にもつながるでしょう。 - キャリアアップと自己成長:
管理職としてのスキル(マネジメント、リーダーシップ、問題解決能力など)を習得することで、自身の専門性が高まり、看護師としての市場価値も向上します。
新たな知識や経験は、自己成長に繋がり、将来のキャリアパスをさらに広げる土台に。 - 仕事の裁量権の拡大:
役職が上がると、業務における意思決定の機会が増え、自身のアイデアや意見を反映させやすくなります。現場の課題解決や、より良い看護体制の構築に主体的に関わることで、仕事へのやりがいを強く感じられるようになります。 - 人材育成とチーム貢献:
後輩の指導や育成を通して、チーム全体の看護の質向上に貢献できます。自身の経験や知識を次世代に繋げることは、大きな喜びに!チームが成長し、より良いケアを提供できるようになった時、達成感と深いやりがいを感じられます。 - 組織への影響力:
役職に就くことで、部署や病院全体の運営に直接関与する機会が増えます。看護師の視点から組織の改善に提言したり、新たな取り組みを推進したりすることで、より良い医療環境づくりに貢献できるという影響力を実感できるはず。
看護師が役職に就く「デメリット」:責任とプレッシャー
役職に就くことは、メリットだけでなく、それに伴うデメリットも存在します。特に責任の増大や、それに伴う精神的なプレッシャーなど、事前に理解しておくべき重要なポイントをチェックしていきましょう。
- 責任の増大:
役職に就くと、個々の患者さんへのケアだけでなく、病棟全体の看護の質、スタッフの育成、業務の効率性など、より広範囲にわたる責任を負うことになります。
何か問題が発生した際には、管理職として最終的な責任を問われる場面も出てくるでしょう。 - 業務量の増加と時間外勤務:
マネジメント業務や会議、トラブル対応など、一般看護師ではなかった業務が増加します。
これにより、残業が増えたり、休日も仕事のことが頭から離れなかったりするなど、プライベートな時間を確保しにくくなることがあります。 - 精神的プレッシャーとストレス:
チームや部署をまとめる立場として、人間関係の調整、スタッフの悩み相談、時には厳しい指導も必要になります。
また、成果を求められるプレッシャーや、板挟みになる状況など、精神的な負担が増大し、ストレスを感じやすくなることがあります。 - 人間関係の変化:
管理する立場になったことで、これまでフランクに話していた同僚や後輩との関係性が変化することもあります。時に孤独を感じる場面や、自分の意見が理解されないと感じる場面もあるかもしれません。 - 臨床現場からの距離:
マネジメント業務が増えることで、直接患者さんと接する時間が減少する可能性があります。臨床現場での看護実践に重きを置いてきた看護師にとっては、この変化がデメリットと感じられることも。
役職に就くかどうかは、これらのメリットとデメリットを総合的に考えて、自身のキャリアプランやワークライフバランスに対する考え方と照らし合わせて慎重に判断することが大切です。
「役職」に就くために必要なことは?
役職は、単に看護スキルが高いだけでなく、チームをまとめて組織を動かすための多角的な能力が求められます。では、どういった能力が必要なのでしょうか?
ここでは、看護師が役職に就くために必要な資質や具体的な経験年数と実績について解説していくので、確認していきましょう。
役職に求められる「リーダーシップ」と「マネジメントスキル」
役職に就く看護師には、チームを導く「リーダーシップ」と、組織を円滑に運営する「マネジメントスキル」が不可欠です。これらは、単に指示を出すだけでなく、スタッフの能力を引き出し、目標達成へと導くための重要な要素となります。
まず、リーダーシップとは、目標達成に向けてチームを鼓舞し、方向性を示す能力。具体的には、次の特性が求められます。
✔︎ビジョンの提示 | チームや部署の目指す方向性を明確に示し、共有する力。 |
✔︎決断力 | 困難な状況でも、迅速かつ的確な判断を下す力。 |
✔︎影響力 | 言葉や行動で周囲を動かし、協力体制を築く力。 |
✔︎率先垂範 | 自らが模範となり、行動で示す力。 |
一方、マネジメントスキルは、限られた資源(人、物、時間、情報)を最大限に活用し、効率的に目標を達成するための能力。次の能力が必要になります。
✔︎計画力 | 目標達成に向けた具体的な計画を立案する力。 |
✔︎組織化能力 | 役割分担を明確にし、チーム体制を構築する力。 |
✔︎統制力 | 計画通りに進んでいるか進捗を確認し、必要に応じて修正する力。 |
✔︎評価力 | 成果を客観的に評価し、改善点を見出す力。 |
これらの「リーダーシップスキル」と「マネジメントスキル」は、日々の業務の中で意識的に磨いていくことができますよ!
効果的なチームを育てるマネジメント術
役職に就く看護師にとって、チームのパフォーマンスを最大化し、スタッフ一人ひとりが成長できる環境を整えることは重要な役割!効果的なマネジメント術を身につけることで、チーム全体の質を高められます。重要なマネジメント術は次の通り。
- 目標の共有と浸透:
チーム全体の目標を明確にし、各スタッフが自分の役割と目標達成への貢献度を理解できるようにします。 - 適切な役割分担と権限委譲:
スタッフのスキルや経験、成長意欲に応じて、適切な業務を割り振り、必要に応じて裁量を与えることで、主体性を育みます。 - 定期的なフィードバックと評価:
定期的に個別の面談を行い、具体的な行動に基づいたフィードバックを行います。強みを伸ばし、課題を克服するための具体的なアドバイスを行うことで、スタッフの成長に繋がります。 - コミュニケーションの促進:
チーム内での情報共有を活発にし、意見交換がしやすい雰囲気を作ります。オープンなコミュニケーションは、問題の早期発見や解決し、チームワークが強化されます。 - モチベーションの維持・向上:
スタッフの努力や成果を認め、正当に評価することで、モチベーションを維持・向上させます。キャリアパスの相談に乗るなど、個々の成長をサポートする姿勢も重要。
「コミュニケーション能力」と「問題解決能力」の磨き方
役職者には、円滑な人間関係を築き、複雑な問題を解決するための高い能力が求められます。特に「コミュニケーション能力」と「問題解決能力」は、日々の業務でリーダーシップやマネジメントスキルを発揮する上で基盤となるスキル!
コミュニケーション能力の磨き方
・傾聴力 | 相手の話を最後まで遮らずに聞き、共感する姿勢を持つことで、信頼関係を築く。 |
・明確な伝達力 | 自分の意図や指示を、誤解なく、簡潔に伝える力を養う。 |
・アサーティブネス | 相手を尊重しつつ、自分の意見や要求を適切に主張する力を身に付ける。 |
・非言語コミュニケーションの理解 | 表情、声のトーン、ジェスチャーなど、言葉以外の情報からも相手の意図を読み取る練習をする。 |
問題解決能力の磨き方
・問題の特定と分析 | 表面的な事象だけでなく、問題の根本原因を深く掘り下げて特定する力を養う。 |
・情報収集と整理 | 問題解決に必要な情報を多角的に集め、論理的に整理するスキルを磨く。 |
・代替案の創出 | 一つの解決策に固執せず、複数の選択肢を考案する柔軟な発想力を持つ。 |
・意思決定と実行 | 最適な解決策を選択し、具体的な行動計画を立てて実行に移す力を高める。 |
・結果の評価と改善 | 実行した結果を客観的に評価し、次へと繋げるための改善策を検討する。 |
役職への第一歩!必要な「経験年数」と「実績」
役職に就くためには、単に年数を重ねるだけでなく、その期間にどのような経験を積み、どのような実績を残してきたかが要に!次の表を参考にしましょう。
経験年数
主任 | 一般的に、臨床経験5年〜10年程度が目安。病棟でのリーダー業務や新人指導の経験が求められることが多い。 |
副師長 | 主任経験を含め、10年以上の臨床経験が求められることが多く、部署全体の運営に関わる経験が重視される。 |
師長 | 15年以上の臨床経験に加え、副師長としてのマネジメント経験が必須となることがほとんど。 |
実績
・リーダーシップの発揮 | チームリーダーとして、目標達成に貢献した経験や、チームをまとめ上げた成功事例。 |
・業務改善への貢献 | 業務効率化や看護の質の向上に繋がる提案・実行実績。 |
・人材育成 | 後輩や新人の指導において、具体的な成長を促した経験。 |
・問題解決 | 部署内で発生した課題に対し、主体的に関与し解決に導いた経験。 |
・資格取得 | 認定看護師や専門看護師などの資格は、専門性の高さを示す実績となり、昇進に有利に働くことがある。 |
これらの経験と実績は、日々の業務への積極的な取り組みと、目標意識を持って行動することで積み重ねられます。
あなたの経験、どの役職レベルで活かせる?自己診断チェックリスト
これまでの経験がどの役職レベルで活かせるのか、次のチェックリストで自己診断してみましょう。当てはまる項目が多いほど、その役職への適性が高いと考えられます。
項目 | 主任レベル | 副師長レベル | 師長レベル |
リーダーシップ | □チームのまとめ役を経験したことがある | □部署内の課題解決で主導的な役割を担ったことがある | □組織全体の目標設定に関心があり、貢献したい |
マネージメント | □新人指導やOJTに積極的に関わっている | □シフト作成や物品管理の経験がある | □部署の予算や人員配置に関心がある |
コミュニケーション | □他職種と円滑に連携できる | □スタッフの相談に乗ることが多い | □病院幹部との意見交換に抵抗がない |
問題解決 | □日々の業務で発生する問題を自ら改善提案したことがある | □部署内の複雑な問題解決に貢献した経験がある | □組織全体の課題に対し、戦略的な解決策を考えられる |
経験・実績 | □臨床経験5年以上で、リーダー業務経験がある | □主任経験があり、部署運営に興味がある | □副師長経験があり、組織マネジメントに自信がある |
育成・指導 | □後輩の成長をサポートすることにやりがいを感じる | □スタッフのキャリア形成にアドバイスできる | □看護師全体の育成システム構築に関心がある |
役職だけじゃない!看護師の多様な「キャリアパス」
看護師のキャリアパスは、管理職の役職に就くことだけではありません。臨床現場で特定の分野の専門性を深めたり、役職には就かずにジェネラリストとして経験を活かしたりと、多岐にわたる選択肢があります!
ここでは、役職以外の魅力的なキャリアパスとして、専門看護師・認定看護師の道や、役職なしでも輝くベテラン看護師のキャリア戦略について紹介します。
専門性を極める「専門看護師・認定看護師」という選択肢
患者さんへの直接的なケアを通して、特定の分野の専門性を深めたいと考えるなら、専門看護師や認定看護師という道があります。これらの資格は、高度な知識と技術を習得した、特定の専門分野のエキスパートであることを証明するもの。
専門看護師
特定の専門分野において、卓越した看護実践能力を持ち、複雑な健康問題を抱える患者さんや家族への高水準のケアを提供します。教育、相談、連携、倫理調整、研究など多岐にわたる役割を担い、看護の質の向上に貢献!
取得要件は、看護師として5年以上の実務経験(うち3年以上は専門分野)、大学院修士課程修了、指定の専門看護分野での研修修了などです。
認定看護師
特定の看護分野において、熟練した看護技術と知識を用いて、水準の高い看護を実践します。特定の医療行為やケアに特化し、現場の模範となる存在!
取得要件は、看護師として5年以上の実務経験(うち3年以上は特定分野)、認定看護師教育課程修了などです。
「役職なし」でも輝く!ベテラン看護師のキャリア戦略
「管理職としての役職には就かないけれど、これまでの経験を活かして現場で長く活躍したい」と考える看護師も少なくありません。役職がなくても、ベテラン看護師ならではの存在感と貢献方法は多岐にわたります。
- 臨床現場のキーパーソン:
長年の経験で培った知識と技術は、若手看護師の模範に。新人や中堅看護師へのOJT(On-the-Job Training)や精神的なサポートを行うことで、チーム全体のスキルアップに貢献できます。 - 非公式なリーダーシップ:
正式な役職がなくても、その豊富な経験と人柄から、自然と周囲に頼られる存在になることができます。
日々の業務の中で、チーム内の調整役を担ったり、困難なケースで的確なアドバイスを行ったりと、非公式なリーダーシップを発揮する場面は多いでしょう。 - 専門看護の追求:
役職に就かずとも、特定の分野の学習を深め、その知識を現場に還元することができます。
たとえば、終末期ケア、感染管理、糖尿病看護など、自身の関心のある分野の最新情報を学び続け、実践することで、患者さんにより質の高いケアを提供します。 - 相談役・メンター:
若手看護師が抱える業務上の悩みやキャリアに関する相談に乗るなど、メンターとしての役割を果たすこともできます。自身の経験に基づいたアドバイスは、後輩の成長を大きく後押しするはず。 - ワークライフバランスの重視:
役職に伴う責任や業務量の増加がない分、自身のライフスタイルに合わせた働き方を追求しやすいというメリットも。プライベートの充実を図りながら、長く看護師として活躍するための賢い選択と言えるでしょう。
役職に就くことだけが看護師のキャリアの全てではありません。自身の興味や得意分野、そしてライフプランに合わせて、多様なキャリアパスの中から最適な選択をすることが充実した看護師人生を導きます。
【Q&A】看護師の役職にまつわる疑問を解消!
看護師の役職はキャリアアップの魅力的な選択肢ですが、「自分に務まるだろうか」「実際どうなの?」といった疑問や不安も尽きないもの。ここでは、役職に関するよくある疑問について、Q&A形式で分かりやすく解説します。
Q:役職に就くには、何年くらい経験が必要?
A:役職に就くために必要な経験年数は、病院の規模や方針、役職の種類によって異なります。
たとえば、主任に昇進するには5年〜10年程度の臨床経験が目安とされています。チームリーダー経験や新人指導の実績が重視されることが多いでしょう。
さらに上位の役職である副師長や師長を目指す場合は、主任経験を含め10年〜15年以上の経験が必要となるケースが多いです。特に師長クラスでは、部署全体のマネジメント経験や、看護の質向上への貢献といった実績が求められます。
経験年数はあくまで目安であり、個人の能力や実績、組織への貢献度が評価されるため、一概に「何年あれば確実」とは言えません。日々の業務に積極的に取り組み、リーダーシップやマネジメントスキルを磨くことが昇進への近道に!
Q:管理職は残業が多くて大変だと聞きますが、本当?
A:管理職になると、一般看護師と比較して残業が増える傾向にあるのは事実です。しかし、「常に残業が多い」とは一概には言えません。たとえば、残業が増える要因としては、次のようなものが挙げられます。
- 会議や委員会への参加:
部署運営や病院全体の課題に関する会議が増えます。 - トラブル対応:
病棟内で予期せぬ問題が発生した場合、管理職として対応に当たる必要があります。 - スタッフ管理業務:
シフト調整、人材育成、スタッフの悩み相談など、マネジメント業務に時間を要します。 - 書類作成業務:
目標管理や評価に関する書類作成、データ分析などが増えることもあります。
一方で、病院によっては業務効率化が進んでいたり、マネジメント層の人員が充実していたりするため、過度な残業が発生しにくい環境もあります。また、自身のマネジメントスキルを向上させ、業務を効率的に回せるようになれば、残業時間を減らすこともできるでしょう。
Q:役職を一度辞めたら、もう昇進はできない?
A:役職を一度辞めても、将来的に再昇進の道が閉ざされるわけではありません。家庭の事情や体調不良で一時的に役職を離れても、その後状況が改善し、キャリアアップを再び目指すことは十分に可能です。
役職を離れていた期間に培ったマネジメント能力、継続的な学習意欲、そして復職後の組織への貢献意欲などが評価されて、再登用されるケースも!キャリアは直線的ではなく、それぞれの経験があなたの看護師としての深みとなり、次のステップにつながる可能性を秘めています。
まとめ:「役職」は看護師キャリアを広げる選択肢!
看護師の役職は、収入アップやキャリアの広がり、大きなやりがいをもたらす魅力的な道です。主任や師長といった役職にはそれぞれ役割があり、リーダーシップやマネジメントスキル、経験が求められます。
しかし、キャリアパスは役職だけではありません!専門看護師や認定看護師として専門性を極める道や、ベテラン看護師として現場を支える道も選べます。
あなたの「こうありたい」という強い思いと行動次第で、看護師としての可能性は無限に広がっていくはず!
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