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【看護師の転職】志望動機は3つに分ける!書くときのコツや例文を紹介

看護師として転職活動を始めたものの、

子育てによるブランクや時短勤務の希望をどう伝えればいいかわからない
志望動機を書こうにも、うまく言葉がまとまらない

と悩んでいませんか?

結論から言うと、志望動機は以下の3つに分けて整理すると、前向きで説得力のある内容に仕上がります。

  • これまでの勤務経験と、そこから感じた課題や想い
  • 応募先の医療機関に惹かれた理由・共感した点
  • 自分の強みをどう活かして、どんな看護をしたいか

本記事では、看護師の転職で志望動機を書くときのコツや、子育て・ブランク明けに使える例文施設別の志望動機・面接対策まで、幅広く解説していきます。

この記事を読めば、子育てやブランクに不安を感じている方でも、自信を持って志望動機をまとめ、転職活動を前向きに進められる第一歩を踏み出せるでしょう。

ぜひ最後までご覧ください。

【看護師の転職】志望動機は3つに分けるのがおすすめ!

【看護師の転職】志望動機は3つに分けるのがおすすめ!

看護師の転職活動では、志望動機が合否を大きく左右します。

志望動機は、以下の3つのポイントに分けて整理するのがおすすめです。

  • これまでの勤務経験と、そこから感じた課題や想い
  • 応募先の医療機関に惹かれた理由・共感した点
  • 自分の強みをどう活かして、どんな看護をしたいか

それぞれ見ていきましょう。

これまでの勤務経験と、そこから感じた課題や想い

まずは、これまでどのような環境で、どんな看護に携わってきたかを振り返り、具体的に伝えることが大切です。

勤務先の特徴や担当していた患者層、チーム医療での役割などに触れながら、経験の中で感じた課題や、仕事を通じて大事にしてきた考えをまとめます。

どのような経験が、転職を考えるきっかけになったのかを具体的に伝えると、志望動機に説得力が生まれます。

▼例

・慢性疾患を抱えた高齢者へのケアを重ねるうちに、生活支援への関心が高まった

・急性期病棟で退院を急ぐ患者さんと向き合うなかで、退院後支援にも深く関わりたいと考えるようになった

なお、新卒や臨床経験が浅い場合は、実習で学んだことや将来目指す看護師像を中心にまとめても問題ありません。

応募先の医療機関に惹かれた理由・共感した点

次に、応募先の病院や施設について調べるなかで、自分の関心や価値観と重なる部分に注目して伝えます。

病院の理念取り組み診療体制雰囲気など、共感できるポイントを具体的に挙げると効果的です。

これまでの経験や抱いてきた想いと結び付けることで、志望理由に一貫性が生まれます。

▼例

・地域包括ケアの推進に力を入れている点に共感した

・急性期から在宅支援まで幅広い看護を実践できる体制に魅力を感じた

自分の強みをどう活かして、どんな看護をしたいか

自分の持っているスキルや人柄の強みを整理し、応募先でどのように活かしたいかを具体的に記載します。

得意なケア領域、コミュニケーション力観察力リーダーシップなど、自分らしさを意識してアピールしましょう。

▼例

・患者一人ひとりの生活に寄り添った支援を大切にしたい

・専門的な知識を深め、認知症ケアにおいてリーダーシップを発揮できる看護師を目指したい

看護師の転職で志望動機を書くときのコツ7選

看護師の転職で志望動機を書くときのコツ7選

ここからは、看護師が志望動機を作成する際に押さえておきたい7つのコツを紹介します。

  • 応募先の理念や特徴を具体的に調べて取り入れる
  • ネガティブな転職理由は前向きな言葉に言い換える
  • 「長く働きたい」という意志を自然に伝える
  • 待遇や条件ではなく、共感した想いを中心に書く
  • 200〜300字で、読みやすく簡潔にまとめる
  • 話すことも想定して、自分の言葉で伝えられるようにする
  • 例文は参考程度にし、自身の状況に合う内容へと落とし込む

それぞれ詳しく見ていきましょう。

応募先の理念や特徴を具体的に調べて取り入れる

応募する病院や施設のホームページ、採用情報、あるいは病院見学で感じたことなどから、その職場ならではの特徴や魅力を見つけましょう。

志望動機には、単なる印象ではなく、具体的なエピソードやキーワードを交えて伝えることが大切です。

これにより、「この病院だから応募した」という説得力が高まります。

志望動機に盛り込みやすい具体例は次のとおりです。

  • 患者中心の看護を重視する理念に共感した
  • 専門性の高い◯◯科でスキルを深めたいと考えた

これらは一例ですが、自分自身の経験や思いと結びつけて表現すると、よりオリジナリティが出せます。

ネガティブな転職理由は前向きな言葉に言い換える

前職で感じた不満やストレスが転職のきっかけだった場合でも、志望動機では直接的に否定する表現は避けるのが基本です。

大切なのは、「これからどうありたいか」「どんな看護を実践したいか」を前向きに伝えることです。

ネガティブな表現 ポジティブな言い換え例
忙しすぎてついていけなかった 患者様一人ひとりに向き合う看護を大切にしたいと考えるようになった
教育体制が整っていなかった 研修制度が充実している環境で、スキルアップを目指したいと思った

このように、マイナスな理由は未来志向に変換し、意欲や成長意識をアピールしましょう。

「長く働きたい」という意志を自然に伝える

志望動機では、単に「長く働きたい」と書くよりも、成長意欲やキャリアの展望に絡めて伝える方が自然です。

自身の目指す姿や学びたい姿勢を盛り込むことで、結果的に「長期的な勤務意欲」が伝わりやすくなります。

例えば、次のような言い回しがおすすめです。

  • 教育体制が整っている職場に惹かれ、スキルアップしながら長く貢献したい
  • 専門性を磨きながら、チームの一員として支え合いたい

学びや成長への意欲を絡めた表現にすることで、採用側にも「この人なら腰を据えて働いてくれそうだ」という安心感を与えられます。

待遇や条件ではなく、共感した想いを中心に書く

志望動機に給与や休日など待遇面だけを前面に出すと、採用担当者に悪い印象を与える可能性があります。

応募先の看護観や取り組みに共感した点を中心に伝えることが、好印象につながります。

具体的には、次のように意識しましょう。

悪い例 良い例
休みが多いから選んだ 在宅支援に力を入れている方針に共感した
給与が高いから応募した 患者様に寄り添う看護理念に魅力を感じた

待遇が動機の一部であっても問題ありませんが、志望動機として伝える際は「共感」「想い」を軸にまとめるのがポイントです。

200〜300字で、読みやすく簡潔にまとめる

志望動機は、伝えたいことを欲張りすぎず、200〜300字程度に収めるのが理想です。

文字数を意識することで、要点がまとまり、読みやすくなります。

採用担当者は多くの応募書類に目を通すため、短い中でも要点が明確に伝わる文章が求められます。

また、簡潔にまとめるためには、「何を一番伝えたいのか」を明確にしてから書き始めることが大切です。

余計な背景説明や、似たような表現の繰り返しは避け、自分の想いと応募先とのつながりをはっきり示しましょう。

話すことも想定して、自分の言葉で伝えられるようにする

履歴書に書いた志望動機は、面接でも質問されるのが一般的です。

暗記した文章をそのまま話すのではなく、自分の言葉で自然に説明できるかを意識しましょう

口頭でもスムーズに話せるよう、文章はシンプルにまとめ、自分らしい表現に整えておくと安心できます。

面接前には、履歴書に書いた内容を声に出して練習しておくのも効果的です。

また、「自分らしい言葉で伝えたい」「不安なく面接に臨みたい」そんな方は、プロのサポートを活用するのも一つの手です。

専門アドバイザーが、あなたの強みを引き出しながら志望動機づくりをサポートします。

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例文は参考程度にし、自身の状況に合う内容へと落とし込む

志望動機の例文は、あくまでも参考材料にとどめましょう。

そのまま使うのではなく、自分自身の経験・想いに即した内容へとアレンジすることが大切です。

例文をもとに志望動機を作成する際は、次のようなポイントを意識しましょう。

  • 自分が経験してきたことや感じた想いを取り入れる
  • 応募先の理念や特色に合わせた内容にする
  • 今後のキャリアビジョンを織り交ぜる

ありきたりな文章ではなく、「あなたならでは」の志望動機を作ることが、採用担当者の心に響く第一歩になります。

【子育て・ブランクあり】看護師の転職で使える志望動機の例文

【子育て・ブランクあり】看護師の転職で使える志望動機の例文

結婚や出産、育児をきっかけに、一度看護の現場を離れた方は少なくないでしょう。

「ブランクがあるから不安」「採用してもらえるか心配」と感じるのは自然なことです。

ですが、子育てや家庭での経験も、看護師として大きな財産になります

ポイントは、これまでの実績や想いを前向きに伝え、安心感を与える志望動機を作ることです。

ここでは、子育てによるブランク明けを想定した志望動機の例文をご紹介します。

自分の状況に合わせてアレンジして活用してください。

▼例文①育児を経て復職する意欲を伝えたい場合

これまでに大学病院とクリニックで合わせて10年ほど看護師として勤務してまいりました。

出産と育児により2年間現場を離れておりましたが、このたび子どもの保育園入園が決まり、再び看護の現場に戻りたいと強く思うようになりました。

臨床から離れていた期間の不安もありますが、貴院の充実した研修制度や勉強会を活用しながらスキルを磨き直し、貢献していきたいと考えております。

現在は家庭の事情によりパート勤務を希望しておりますが、将来的にはフルタイム勤務へ移行し、長期的に貴院に携わりたいと考えております。

▼例文②ブランクを前向きに捉えてアピールする場合

前職では〇〇科にて3年間勤務し、看護の基礎をしっかりと築いてまいりました。

結婚・出産・育児に専念するため一時期現場を離れておりましたが、その間も自己学習を継続し、最新の医療知識に触れる努力を続けてきました。

育児を通して得た視点や思いやりの心は、今後看護師として患者様と向き合ううえで、より大きな力になると確信しております。

この経験を生かし、地域医療の一員として貴院に貢献したいと考えています。

【子育て以外】看護師の転職で使える志望動機の例文

【子育て以外】看護師の転職で使える志望動機の例文

結婚や子育て以外でも、スキルアップや働き方の見直しをきっかけに転職を考える看護師の方は少なくないでしょう。

ここでは、子育て以外の転職理由に絞って、転職時に使いやすい志望動機例を紹介します。

  • スキルアップ・専門性を高めるために転職したい
  • ワークライフバランスを整えたい
  • 新しい分野・未経験の領域に挑戦したい
  • 転居や家庭の事情で勤務先を変える必要がある
  • 応募先の理念や職場の雰囲気に共感した

自分に合ったパターンを参考にしながら、志望動機作成に役立ててください。

スキルアップ・専門性を高めるために転職したい

転職を機に、新たなスキル習得や専門分野での成長を目指す看護師も多くいるでしょう。

ここでは、スキルアップ志向を伝える志望動機の例を2つ紹介します。

▼例文①

これまで循環器外科にて〇年間勤務し、患者様の治療に携わる中で、より高度な専門知識と技術を磨きたいと考えるようになりました。

貴院は症例数が多く、先進的な医療体制を整えている点に魅力を感じています。

今後は専門性を高め、循環器領域のエキスパートとして貴院に貢献できる看護師を目指したいと考え、志望いたしました。

▼例文②

急性期病棟で〇年間勤務し、多様な疾患への対応力を培ってきましたが、さらに救急医療の現場で幅広い症例に対応できる力を高めたいと考えるようになりました。

救急救命センターを有する貴院で、新たな知識と技術を身につけながら、医療チームの一員として迅速かつ的確な看護を実践していきたいと思い、志望いたしました。

ワークライフバランスを整えたい

働く環境を見直し、仕事と私生活の両立を重視して転職を考えるケースも多くあるでしょう。

ここでは、ワークライフバランス重視を軸にした志望動機の例を紹介します。

▼例文①

現在は循環器科に勤務しており、患者さまに寄り添う看護にやりがいを感じています。

しかし慢性的な人員不足から、長時間勤務が続いている状況です。

貴院では、労働環境の改善に力を入れていると伺い、職場見学時にもスタッフ一人ひとりがメリハリを持って働いている様子に感銘を受けました。

私も新たな環境で心身ともに余裕を持ち、より良い看護を提供していきたいと考え志望いたしました。

▼例文②

これまで急性期病棟で勤務し、日々の業務に加えて看護技術や医療知識の向上にも努めてきました。

しかし、残業が常態化しており、新たな資格取得や専門分野の勉強に十分な時間が取れないことに課題を感じています。

貴院では、勤務体制の見直しや休暇制度の充実に力を入れていると知り、働きながらスキルアップを目指せる環境に魅力を感じました。

長期的に成長し、貴院のチーム医療に貢献したいと考えています。

新しい分野・未経験の領域に挑戦したい

これまでとは異なる分野への挑戦を考えるときは、「なぜその領域に興味を持ったのか」「どう活躍したいのか」を具体的に伝えることがポイントです。

ここでは未経験チャレンジ型の志望動機例を2つ紹介します。

▼例文①

これまで呼吸器内科と神経内科で合わせて6年間、看護師として勤務してきました。

父が脳梗塞で倒れた際、回復期リハビリテーション病院で受けたケアに感動し、リハビリ看護に強い関心を持つようになりました。

患者様一人ひとりと深く関わるリハビリ分野で、看護師として新たな力を身につけたいと考えています。

教育支援制度が整う貴院で、専門知識を学びながら成長し、患者様とご家族を支える存在になりたいです。

▼例文②

急性期病棟で5年間勤務するなかで、短期間の入院・退院対応が中心となり、患者様との関わりの深さに課題を感じるようになりました。

今後は、リハビリテーション領域で長期的に患者様に寄り添いながら支援したいという思いから、貴院を志望いたしました。

手厚い教育体制と資格取得支援に魅力を感じ、未経験からでも着実に力をつけていきたいと考えています。

転居や家庭の事情で勤務先を変える必要がある

転居や家庭環境の変化による転職の場合でも、単なる「仕方なく」ではなく、前向きな姿勢や成長意欲をアピールすることが大切です。

ここでは、転居・家庭都合による転職理由の伝え方を例に紹介します。

▼例文①

家庭の事情により、〇〇市へ転居することとなりました。

これまで勤務していた総合病院では、急性期病棟で培ったアセスメント力やチーム医療への理解を深めてきました。

今後は、地域医療に力を入れる貴院で、これまでの経験を活かしながら、患者様一人ひとりに寄り添った看護を実践していきたいと考えています。

▼例文②

夫の転勤に伴い、現在の居住地から〇〇市への移動が決まりました。

急性期病棟で5年間働くなかで、幅広い症例を担当してきた経験があります。

貴院の理念である「地域に根ざした医療の提供」に共感し、新しい土地でも医療チームの一員として貢献したいと思い、志望いたしました。

応募先の理念や職場の雰囲気に共感した

応募先の考え方や風土に共感したことを理由にする志望動機は、意欲や親和性を自然にアピールできます

ここでは、理念や職場の雰囲気への共感を伝える例文を2つ紹介します。

▼例文①

急性期病棟で約5年間勤務し、患者様の小さな変化を見逃さない観察力やチームで支える看護の大切さを学びました。

特に、貴院が力を入れている『患者様ごとのケアプラン作成』という取り組みに魅力を感じています。

一人ひとりに合った看護を追求したいという思いから、貴院で新たなキャリアを築きたいと考え、志望いたしました。

▼例文②

整形外科で7年間勤務し、リハビリを通じて患者様の生活再建を支える看護にやりがいを感じてきました。

貴院が『退院後の生活を見据えた看護』を重視している点に共感し、単なる治療だけではなく、患者様のその後を支える一員として関わっていきたいと強く思っています。

これまでの経験を活かし、チーム医療にも貢献したいと考えています。

【施設別】看護師の転職希望先に合わせた志望動機の書き方と例文

【施設別】看護師の転職希望先に合わせた志望動機の書き方と例文

転職先によって、看護師に求められる役割やスキルは大きく異なります。

ここでは、施設ごとの特徴に合わせた志望動機のポイントと例文を紹介します。

施設・職場 志望動機で強調すべきポイント
大学病院・総合病院 チーム医療と専門性をアピールする
クリニック(地域医療) 患者との関係性と多様な対応力を強調
急性期病院 判断力とスピード感のある看護を伝える
回復期リハビリテーション病院 患者とじっくり向き合う姿勢を伝える
訪問看護ステーション 自主性と柔軟な対応力をアピールする
健診センター 健康管理への貢献意識をアピールする
介護施設(老健・特養など) 生活支援への理解と寄り添う気持ちを強調
保育園 子どもの成長を支える視点をアピールする

希望先に合わせて、伝えるべき内容を整理していきましょう。

大学病院・総合病院|チーム医療と専門性をアピールする

大学病院や総合病院への転職では、「幅広い症例への対応力」や「専門性の高い看護を学びたい意欲」を軸に志望動機をまとめることが大切です。

特に、大規模病院ならではのチーム医療や高度医療環境に惹かれた点を具体的に伝えましょう。

▼例文①

前職では〇〇科のクリニックに勤務しておりましたが、関わる疾患が限られていたため、より多くの症例に触れたいという想いが強くなりました。

貴院は幅広い診療科と豊富な症例数を有しており、看護師としてさらに知識と技術を高められると考え志望いたしました。

チーム医療の中で役割を果たしながら、成長し続けられるよう努めてまいります。

▼例文②

これまで急性期病棟にて4年間勤務し、多様な症状への対応力を培ってきました。

今後はさらに専門性を高めるため、各分野の高度医療に触れる機会を求めております。

貴院では、チーム医療を重視し、先進的な治療に携わる環境が整っていると伺いました。

患者様に寄り添う看護の実践と、自らのスキルアップを両立させながら貢献したいと考え、志望いたしました。

クリニック(地域医療)|患者との関係性と多様な対応力を強調

クリニックへの転職では、患者様との密なコミュニケーション力や、柔軟な対応力をアピールすることが重要です。

地域に根差した医療機関ならではの特徴を踏まえ、自分の経験と結び付けて志望動機を伝えましょう。

▼例文①

これまで総合病院の産科病棟で10年間勤務し、妊娠・出産に関わる多様な症例に対応してまいりました。

その中で、不妊治療に取り組む患者様と向き合う重要性を強く感じ、より専門的に支えたいという想いが芽生えました。

不妊治療に注力されている貴院にて、これまで培った経験を活かしつつ、外来業務にも挑戦しながら、患者様とご家族の心に寄り添う看護を実践したいと考えております。

▼例文②

急性期医療を担う総合病院の内科病棟で5年間勤務し、糖尿病や呼吸器疾患など多様な症例に対応してきました。

そのなかで、短期間の入退院を繰り返す患者様に十分寄り添えない現場に、課題を感じるようになった経緯があります。

地域に根差した診療を大切にする貴院なら、患者様の生活背景にも配慮した看護を実践できると考え、志望いたしました。

急性期病院|判断力とスピード感のある看護を伝える

急性期病院への転職では、迅速な判断力・行動力に加え、患者様やご家族への思いやりをどう両立するかが大きなポイントになります。

ここでは、急性期医療に携わりながら、患者様中心の看護を目指す姿勢を伝える志望動機の例を紹介します。

▼例文①

脳神経外科病棟にて3年間、急性期患者様の看護に携わってまいりました。

緊急性の高い場面では迅速な判断が求められる一方、突然の発症に戸惑う患者様やご家族に十分寄り添えない難しさも実感しています。

貴院が掲げる「超急性期においても、患者様中心のケアを大切にする」という理念に深く共感し、志望いたしました。

急性・重症患者看護の専門看護師資格取得を目指し、さらなるスキル向上に努めるとともに、患者様とご家族の不安に寄り添う看護を実践していきたいと考えております。

▼例文②

これまで内科病棟で患者様とじっくり関わる看護を経験してきましたが、急変対応の場面に立ち会うたびに、急性期医療の重要性を強く感じるようになりました。

命に直結する場面で迅速な判断と対応が求められる分野で、自分自身も看護師として成長したいと考えています。

貴院が掲げる「患者様とご家族に寄り添う超急性期医療」という理念に共感し、志望いたしました。

今後は専門的な知識と技術をさらに磨き、急性期チームの一員として貢献していきたいと考えています。

回復期リハビリテーション病院|患者とじっくり向き合う姿勢を伝える

回復期リハビリテーション病院では、患者様の在宅復帰や社会復帰に向けた「退院支援」が大きな役割を担います

ここでは、患者様やご家族とじっくり関わる姿勢をアピールできる志望動機の例文を紹介します。

▼例文①

急性期病院の整形外科病棟にて、3年間勤務してきました。

多くの患者様と関わる中で、手術後すぐに退院支援へ移行するスピードに、物足りなさを感じる場面もありました。

今後は、より長い期間をかけて患者様と向き合い、在宅復帰を見据えた支援に力を注ぎたいと考えています。

そうした想いから、回復期リハビリテーションに注力し、患者様一人ひとりに寄り添う医療を実践されている貴院への入職を志望いたしました。

▼例文②

整形外科病棟で勤務する中、短期入院の患者様を送り出すだけではなく、もう一歩踏み込んだ支援ができないかと考えるようになりました。

特に、回復期リハビリテーション病院に移る患者様には、退院後の生活を見据えたサポートが欠かせないことを痛感しています。

貴院では、家族を交えた多職種カンファレンスを実施し、在宅復帰後を見据えた支援に力を入れていると伺いました。

この取り組みに強く共感し、私も貴院の一員として、患者様の「その後の生活」にしっかり寄り添う看護を実践していきたいと考えております。

訪問看護ステーション|自主性と柔軟な対応力をアピールする

訪問看護では、利用者様一人ひとりの生活環境に応じた柔軟な対応力と、自律的に動ける力が求められます。

ここでは、訪問看護ステーションへの転職を志望する際に使える例文を紹介します

▼例文①

内科病棟で5年間勤務し、急性期医療に携わってきました。

退院後の患者様の暮らしに思いを馳せる中で、「病院を離れた後も寄り添える看護をしたい」という気持ちが強くなりました。

貴ステーションでは、高齢の方から小児、難病患者様まで幅広くサポートされている点に深く魅力を感じています。

これまで培った臨床経験を活かしつつ、在宅生活を支える看護を実践していきたいと考え、志望いたしました。

▼例文②

急性期病棟での勤務を通じ、限られた入院期間では十分に支えきれない患者様の生活背景に目を向けるようになりました。

今後は、より利用者様一人ひとりに合わせた看護を提供したいと考え、訪問看護への挑戦を決意しました。

貴ステーションでは「住み慣れた自宅で過ごしたい」という思いに応える支援を大切にされており、その姿勢に共感しています。

これまでの知識やスキルを活かしながら、在宅療養を支える看護師として成長していきたいと考えております。

健診センター|健康管理への貢献意識をアピールする

健診センターへの転職では、「予防医療への関心」や「健康維持への貢献意欲」をしっかり伝えることが大切です。

ここでは、健診業務への意欲をアピールする志望動機の例を紹介します。

▼例文①

消化器内科病棟で3年間勤務し、胆石症や肝疾患など幅広い患者様のケアに携わってきました。

治療だけでなく、生活習慣の改善や早期発見の重要性を強く実感するようになり、予防医療分野への関心が高まりました。

貴センターでは、多様な検査メニューを通じて疾病予防に力を入れている点に魅力を感じ、志望いたしました。

これまで培った採血や問診対応のスキルを活かし、受診者様の健康維持に貢献していきたいと考えています。

▼例文②

これまで内科病棟での看護を通じて、多くの患者様と接してきましたが、治療段階よりも早い段階で健康リスクにアプローチする重要性を実感しました。

その経験から、今後は疾病予防や健康管理に直接関わる仕事に挑戦したいと考えるようになりました。

幅広い検査体制を整えている貴センターで、受診者様一人ひとりに寄り添いながら、健康意識向上のサポートを行いたいと考えております。

介護施設(老健・特養など)|生活支援への理解と寄り添う気持ちを強調

介護施設への転職では、医療的ケアだけでなく「生活支援への理解」や「利用者様への寄り添い」を伝えることが大切です。

ここでは、生活支援に関心を寄せた志望動機の例文を紹介します。

▼例文①

急性期病院の内科病棟で3年間勤務する中で、救命や治療を優先する現場では、患者様の退院後の生活まで深く支援することが難しいと感じる場面がありました。

その経験から、在宅復帰を支援する介護老人保健施設で、より長期的に利用者様に寄り添ったケアを実践したいと思うようになりました。

貴施設は強化型老健として、リハビリテーションに注力されており、利用者様の自立支援に積極的に取り組んでいる点に魅力を感じています。

これまで培った医療的スキルを活かし、利用者様一人ひとりの「その人らしい生活」を支える看護を提供したいと考え、志望いたしました。

▼例文②

総合病院の外科病棟で、術後ケアを中心に患者様と関わってきました。

しかし、短期間の入院では患者様の生活再建まで十分に支援できないもどかしさを感じることが多くありました。

医療面のサポートにとどまらず、退院後の暮らしまで支えられる看護に携わりたいという想いが強くなり、在宅復帰支援に力を入れている貴施設に魅力を感じています。

今後はこれまで培った医療知識を活かしながら、利用者様一人ひとりに寄り添い、生活を支える看護を実践していきたいと考えております。

保育園|子どもの成長を支える視点をアピールする

保育園看護師への転職では、子どもたちの健やかな成長を支える視点を持つことが大切です。

ここでは、子どもの健康支援や生活サポートへの思いを盛り込んだ志望動機の例文を紹介します。

▼例文①

現在は離職中ですが、それ以前は循環器内科病棟に6年間勤務し、急性期から慢性期まで幅広い患者様のケアを担当してきました。

子どもが保育園で怪我をした際、園内の看護師による迅速な応急処置に助けられた経験があり、保育施設における看護師の役割の大切さを強く感じています。

この出来事をきっかけに、感染症予防や健康支援を通じて子どもたちの成長を支える看護に魅力を抱くようになりました。

貴園は、子どもの健康推進に力を入れていると伺い、これまで培った知識や経験を活かして、園児一人ひとりの健やかな成長を支えていきたいと考えております。

▼例文②

総合病院の小児科病棟で5年間勤務し、子どもたちとそのご家族に寄り添う看護を心がけてきました。

小児科での経験を通じて、病気の治療だけでなく、日々の健康管理や成長支援の重要性を強く意識するようになりました。

特に、健やかな成長を見守る役割にやりがいを感じ、より生活に近い場で子どもたちをサポートしたいという思いが芽生えています。

貴園が取り組む予防医療や保健指導にも深く共感しており、これまでの臨床経験を活かして、子どもたちが安心して過ごせる環境づくりに貢献したいと考え、志望いたしました。

看護師の転職で志望動機がない場合の対処法|自己分析と情報収集

看護師の転職で志望動機がない場合の対処法|自己分析と情報収集

看護師の転職活動を始めたものの、「志望動機が思いつかない…」と悩む方も多いでしょう。

そんなときは、焦らず自己分析情報収集に取り組むことで、自然と自分らしい志望動機を見つけられます。

ここでは、具体的な対処法を紹介します。

自己分析で自分の強みや働き方の希望を洗い出す

志望動機が浮かばないときは、まず自己分析に取り組みましょう。

自己分析では、これまでのキャリアを振り返りながら、以下を整理していきます。

  • 得意な看護分野や業務内容
  • 看護師として大切にしている価値観
  • 働き方に関する希望(シフト、勤務時間、休暇など)
  • 今後伸ばしたいスキルや目指したい方向性

こうした点を掘り下げることで、「どんな環境で、どのような看護をしたいのか」が見え、志望動機の軸が自然に定まります。

自己分析は転職活動だけでなく、看護師としてのキャリア形成にも役立つため、しっかり時間をかけて取り組むことをおすすめします。

情報収集で応募先の魅力を見つける

自己分析と並行して、応募先についても深く調べましょう。

理由は、応募先の魅力や特徴を理解しないと、心から共感できる志望動機を作るのが難しいからです。

看護師向けの情報収集手段には、次のようなものがあります。

情報収集手段 具体例
求人情報・公式HPを読む 募集背景、理念、働き方の方針などをチェック
口コミサイトを参考にする 職場環境や雰囲気、実際の働きやすさを把握
知人や友人に聞く 現場のリアルな声を直接聞く
転職エージェントを活用する 公式情報だけでは分からない内部事情を知る
病院見学をする 直接施設を見て、職場の雰囲気を感じ取る

「ここなら自分に合いそう」と思えるポイントを見つけることで、志望動機に説得力が生まれます。

また、「自己分析をどうやって進めたらいいかわからない」「一人だと整理できない」という方は、プロのサポートを活用するのも有効です。

キャリアアドバイザーが、あなたの経験や想いを一緒に整理し、ぴったりの志望動機作成をサポートします。

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【面接対策】看護師の転職で志望動機をうまく伝える3つのポイント

【面接対策】看護師の転職で志望動機をうまく伝える3つのポイント

履歴書に書いた志望動機を、面接では「話し言葉」として自然に伝える必要があります。

ここでは、看護師が面接で志望動機を効果的にアピールするためのポイントを、3つ紹介します。

  • 志望理由は履歴書と一貫させつつ会話向けに伝える
  • 体験談やエピソードで自分らしさを加える
  • 前向きな姿勢と応募先への関心をしっかり示す

それぞれ見ていきましょう。

志望理由は履歴書と一貫させつつ会話向けに伝える

看護師の面接では、履歴書に記載した志望動機と大きくずれないように話すのが基本です。

ただし、履歴書の文章をそのまま棒読みするのではなく、自分の言葉で自然に伝える意識が大切です。

履歴書と面接で話すときの違いは、以下のとおりです。

▼履歴書

急性期病棟での経験を活かし、患者様と長期的に関わる看護を実践したいと考えております。

回復期リハビリテーションに注力されている貴院の理念に共感し、志望いたしました。

▼面接で話すとき

これまで急性期で培った経験を活かして、今後はもっと患者様とじっくり向き合う看護をしたいと考えるようになりました。

そのため、リハビリを大切にしている貴院にぜひ貢献したいと思い、今回応募させていただきました。

上記のように、「核」は一致させつつも、話し言葉に言い換えることで、面接官にあなたの想いがより伝わりやすくなります。

また、医療現場ではコミュニケーション力も重要視されるため、言葉に柔らかさや温かみを意識すると好印象につながります

体験談やエピソードで自分らしさを加える

面接では、ただ志望理由を述べるだけでなく、実際の体験やエピソードを交えることで、あなたならではの魅力を伝えられます。

体験談は、あなたの看護観や行動力を具体的にイメージしてもらうための大きな武器になるのです。

体験談を取り入れるイメージを例で紹介します。

◯体験談を交えて話した場合

急性期病棟で勤務していた際、短期間の入院で退院する患者様を見送りながら、「もっと長い目で支援できる看護をしたい」という気持ちが芽生えました。

そのため、リハビリに力を入れている貴院で、患者様とじっくり向き合う看護に挑戦したいと考えています。

×体験談なしで話した場合

患者様と長期的に関わる看護に興味があり、回復期リハビリテーションに注力している貴院に魅力を感じました。

このように、自分の経験や背景を少しでも交えることで、単なる「志望動機の説明」から一歩踏み込んだ「自分らしい動機付け」になります

特に看護師の転職では、現場経験をどう活かしたいかを具体的に示すと、説得力が高まります。

前向きな姿勢と応募先への関心をしっかり示す

面接では、転職理由が「不満の裏返し」にならないよう注意が必要です。

前向きな気持ちと、応募先への共感や関心をセットで伝えることで、好印象を与えやすくなります。

ここでは、前向きさと応募先への関心を伝えるイメージ例を紹介します。

◯前向きな姿勢+応募先への関心を伝える例

急性期病棟での経験を経て、今後は患者様の在宅復帰までを支える支援に力を入れたいと考えるようになりました。

貴院の「生活支援を重視するリハビリ方針」に共感し、より患者様の生活に寄り添う看護を実践したいと思い、志望いたしました。

×前向きさや関心が伝わりにくい場合

急性期病棟の業務に疲れてしまったため、環境を変えたいと思い志望しました。

「今後どうなりたいか」という前向きなビジョンと、応募先の理念や方針に対する共感をいっしょに伝えることで、より意欲的な印象を与えられます。

看護師の面接では、単なる転職理由以上に「なぜこの職場を選んだのか」を丁寧に伝えることが大切です。

看護師の転職で志望動機に関するよくある質問

看護師の転職で志望動機に関するよくある質問

最後に、看護師の転職で志望動機に関するよくある質問に回答します。

  • 看護師が転職する主な理由は?
  • 志望理由書でNGな書き方は?
  • 中途採用でも志望動機は必要?

それぞれ見ていきましょう。

看護師が転職する主な理由は?

看護師が転職や退職に至る理由はさまざまですが、厚生労働省の「看護師等(看護職員)の確保を巡る状況」によると、以下のような結果が明らかになっています。

▼退職理由(看護経験あり、未就業または看護職以外で就業中の求職者)

  • 1位:結婚(11.6%)
  • 2位:子育て(10.5%)
  • 3位:転居(9.1%)
  • 4位:妊娠・出産(8.8%)
  • 5位:自分の健康(主に身体的理由)(7.4%)

看護師が仕事を離れる背景には私生活の変化や健康上の理由が大きく関係していることがわかります。

志望理由書でNGな書き方は?

待遇だけを理由にしたり、前職への不満を書くのはNGです。

看護師の転職で志望動機を書くときは、次のような表現を避けましょう。

  • 「給与が高いから」「休みが多いから」など待遇面のみを理由にする
  • 前職の悪口や不満ばかりを強調する
  • 応募先の特徴を調べず、どこでも使えそうな志望動機を書く

大切なのは、「なぜその職場を選び、どう貢献したいのか」を自分の言葉で具体的に伝えることです。

中途採用でも志望動機は必要?

中途採用でも看護師の志望動機は必須です。

即戦力を期待される中途採用だからこそ、「なぜこの職場を選んだのか」「どのように活躍したいのか」を明確に伝える必要があります。

過去の経験だけをアピールするのではなく、今後の貢献意欲や成長意欲もセットで伝えると、より好印象です。

【まとめ】志望動機に悩む看護師は転職エージェントを活用しよう

本記事では、看護師の転職で志望動機を書くときのコツや例文を詳しく紹介してきました。

志望動機は「これまでの経験」「応募先への共感」「今後実現したい看護」の3つに整理すると、前向きで説得力のある内容にまとめやすいです。

とはいえ、一人でまとめようとすると「これでいいのかな?」と不安になることもあるでしょう。

そんなときは、第三者の視点を取り入れるのもおすすめです。

転職エージェントなら、あなたの経験や想いを言語化するサポートができます。

どんな些細なことでも構いませんので、まずはお気軽にご相談ください。

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