
看護師の転職で面接の質問に不安を感じていませんか?
「どんな質問されるのだろう…」
「難しい質問にはどう答えれば良いのだろう…」
「希望年収は正直に話すべき…?」
面接の質問に関する不安は尽きないもの。しかし、合格を掴むために、質問を想定しながら確実に答えていくというイメトレをすることが大切!本記事では、看護師の転職面接で聞かれるであろう20に質問と回答例を紹介します。何度も繰り返し練習して、自信をつけましょう。
この記事では、以下のような内容を紹介します:
面接前の心の準備
必須質問と回答例
よくある質問と回答例
困りやすい質問への切り返し術
合格を掴むための最終チェックと注意点
Q&A
プロの現場を知る看護師目線で、「看護師の転職での面接準備」を解説しています。ぜひブックマークして、面接の前にチェックくださいね。
面接前に「差をつける」ために準備を徹底しよう
看護師の転職面接は、これまでの経験とスキルをアピールする絶好の機会!事前にしっかり準備して臨みましょう。
そこで、ここでは、面接で「差をつける」ために必要な事前準備と、採用担当者に好印象を与える見た目のポイント、そして基本的なマナーについて詳しく解説していきます。
事前準備で面接の8割は決まる!
面接の成功は、質問への回答だけでなく、事前の準備が8割を占めるといっても過言ではありません。面接官は、あなたが応募先についてどれだけ深く調べているか、そしてそこで自分のスキルや経験をどう活かせるかを具体的にイメージできているかをチェックしています。
応募先の特色や理念を徹底的に調べ、これまでの経験をどう貢献できるか具体的に言語化できるように準備しましょう。この入念な準備こそが他の応募者との差をつけ、看護師転職の面接を有利に進める最大のポイント!
好印象を与える「見た目」の準備とマナー
面接では、第一印象が要!看護師は清潔感や信頼性が求められるため、「見た目」の準備と基本的なマナーは欠かせません。次の「身だしなみチェックリスト」を確認してみましょう。
服装 | ビジネススーツ(紺、グレー、黒など)、シワなく清潔に。 インナーは白や淡い色のブラウス。 |
髪型 | 清潔感を重視し、顔周りはすっきり。 長い髪はまとめ、派手なカラーは避ける。 |
メイク | ナチュラルメイクで健康的な印象に。 |
小物 | きれいなパンプス、A4が入るシンプルなバッグ。 アクセサリーは控えめに。 |
匂い | 香水や強い匂いの柔軟剤は避け、無臭を心がける。 |
また、入室時のノックの回数や挨拶、お辞儀、着席のタイミングなど、基本的なビジネスマナーを心掛けることが大切です。これらの準備を徹底することで、採用担当者に良い第一印象を与えられます。
【必須質問編】必ず聞かれる「重要質問」と合格回答例5選
看護師の転職面接では、必ず聞かれる定番の質問がいくつかあります。これらの質問は、あなたの基本的な情報だけでなく、人間性や仕事への価値観、そして入社への意欲を深く知るために重要なのです。回答例をチェックしていきましょう。
1. 自己紹介をお願いします。
自己紹介は1分程度でまとめ、長すぎず、短すぎず、要点を絞って話す練習をしておくことが大切!また、これまでの経験が応募先でどのように活かせるかを示す一文を添えると効果的です。
合格回答例
「〇〇と申します。これまでは〇〇病院の外科病棟で10年間、看護師として勤務してまいりました。急性期から慢性期まで幅広い患者様に対応し、特に周術期看護に力を入れてまいりました。
貴院の〇〇(例:専門分野、理念)に深く共感し、これまでの経験を活かして地域医療に貢献したいと考えております。本日はどうぞよろしくお願いいたします。」
2. 転職理由を教えてください。
転職理由では、前職への不満ではなく、新しい職場で実現したいことや、スキルアップへの意欲に焦点を当て、前向きな姿勢で伝えましょう。応募先で解決できる課題や、応募先の魅力と関連付けて話すと、志望度の高さがより伝わるはず。
合格回答例
「前職では〇〇(具体的な部署や業務内容)にやりがいを感じておりましたが、より専門的な知識とスキルを深めたいという思いが強くなりました。
特に貴院の〇〇(具体的な取り組みや専門分野)に魅力を感じ、自身の専門性を高めながら、患者様により質の高い看護を提供したいと考え、転職を決意いたしました。」
3. 志望動機を教えてください。
志望動機では、応募先への深い理解と貢献意欲を具体的に示しましょう。
応募先の理念や特色、力を入れている分野などを具体的に挙げ、共感している点を伝えること、そして自身の経験やスキルが応募先でどのように役立つかを具体的に述べることで、入社後の貢献イメージを明確に伝えることができます。
合格回答例
「貴院の『患者様中心の医療』という理念に深く感銘を受け、志望いたしました。特に、〇〇(具体的な取り組みや部署)における地域連携の強化という方針は、これまで培ってきた患者様との信頼関係構築の経験を活かせるものと考えております。
貴院の一員として、質の高い看護を提供し、地域医療の発展に貢献したいと考えております。」
4. これまでの職務経験で得たスキルや実績を教えてください。
スキルや実績では、単なる業務内容の羅列ではなく、どのような状況で、どのように課題を解決し、どのような結果を出したのかを具体的に伝えることが大切!
Situation(状況)・Task(課題)・Action(行動)・Result(結果)の順に話すSTAR法を活用すると、分かりやすく伝わります。さらに、「〇〇%改善」「〇〇件の対応」など、具体的な数字やエピソードを交えると説得力が増しますよ。
合格回答例
「前職では、消化器外科病棟で10年間勤務し、特に術前・術後の患者様への教育と退院支援に力を入れてまいりました。ある時、高齢患者様への退院指導がうまくいかず、再入院のリスクがあると感じました。
そこで、患者様だけでなくご家族も交えて、日常生活での注意点をまとめたオリジナルの資料を作成し、複数回にわたる指導を実施しました。その結果、退院後の電話フォローで、指導内容が実践できていることを確認でき、再入院率の低下にも貢献できたと自負しております。」
5. 看護観や理想の看護師像について教えてください。
この質問では、形式的な回答ではなく、あなた自身の経験に基づいた言葉で語りましょう。どのような経験から現在の看護観を持つに至ったのかを話すのがおすすめ。
また、応募先の看護理念や方針と自身の看護観がどのように合致しているかを伝えることで、企業理解度とフィット感を示せます。
合格回答例
「私の看護観は、『患者様の最も身近な存在として、心に寄り添い、希望を支える看護』です。これまで多くの患者様と接する中で、病気だけでなく、その方の人生全体を尊重することの重要性を痛感しました。
特に、末期がんの患者様が、最期まで笑顔で過ごせるよう、ご家族を含めた精神的なサポートに尽力した経験が、この看護観を確固たるものにしています。
貴院が掲げる『全人的医療』の理念は、まさに私が理想とする看護師像と合致しており、患者様一人ひとりに深く関わり、その方らしい人生を支える看護を提供したいと考えております。」
これらの質問で採用担当者は何を見ているのか?
採用担当者は、これらの必須質問を通じて次のような側面を評価しています。質問の意図を理解し、あなたの強みや熱意を効果的に伝えることが合格への鍵!
- 自己紹介:
簡潔に状況をまとめる力、コミュニケーション能力、第一印象。 - 転職理由:
退職の分析力、入社後の定着性、前向きな姿勢。 - 志望動機:
企業研究の深さ、入社への熱意、企業とのフィット感。 - 職務経験・スキル:
即戦力としての能力、課題解決能力、実績。 - 看護観・理想の看護師像:
看護師としての価値観、プロ意識、キャリアビジョン。
【実践質問編】「よくある質問」と効果的な回答例15選
必須質問の対策ができたら、次は「よくある質問」の準備をしましょう。これらの質問は、あなたの個性や仕事への適応力、職場へのフィット感を測るために聞かれます。
1. あなたの長所と短所を教えてください。
長所は具体的なエピソードを交えながら話し、短所は業務に支障がない範囲で伝え、改善努力も添えましょう。
合格回答例
「私の長所は、患者さんの変化にいち早く気づき、柔軟に対応できる観察力です。例えば、わずかな顔色の変化から異常を察知し、早期介入に繋げた経験が何度もあります。
短所は、責任感が強すぎるあまり、時に一人で抱え込みがちな点です。そのため、最近は積極的に周囲に相談し、チームで解決する意識を持つよう心がけています。」
2. ストレス解消法はありますか?
看護師の仕事はストレスがかかることも多いため、ストレスマネジメント能力があるかを確認することがあります。健康的にストレスを解消する方法を具体的に伝えましょう。
合格回答例
「私のストレス解消法は、休日に自然豊かな場所へ出かけ、ウォーキングをすることです。体を動かすことでリフレッシュでき、気持ちの切り替えができます。
また、信頼できる友人と食事に行き、仕事以外の話で気分転換をすることも大切にしています。」
3. 当院で活かせるあなたの強みは何ですか?
この質問では、応募先の求める人物像や病院の特色を理解しているかを図ります。あなたの強みが具体的にどのように応募先に貢献できるかを話しましょう。
合格回答例
「貴院が注力されている地域包括ケアにおいて、私の強みである『多職種連携を円滑に進めるコミュニケーション能力』を活かせると考えています。
前職では、在宅医療への移行支援で多職種と密に連携し、患者さんとご家族が安心して自宅で過ごせるようサポートしてきました。貴院でも、地域全体の医療の質向上に貢献したいです。」
4. 失敗から何を学びましたか?
これは、失敗を認め、そこから学び、成長できる人物であるかを確認する質問になります。具体的な失敗談と、その後の改善策、学びを答えましょう。
合格回答例
「以前、多重業務で記録に漏れが生じてしまった経験があります。この失敗から、業務優先順位の見直しと、記録は必ずその場で完結させる意識の重要性を学びました。
今では、小さなことでもメモを取り、チェックリストを活用するなど、再発防止策を徹底しています。」
5. 周囲からはどのような人だと言われますか?
客観的な自己評価と周囲との協調性を確認する質問には、具体的なエピソードを交えながらポジティブな側面を話しましょう。
合格回答例
「周囲からは『どんな時も冷静で、頼りになる存在』と言われることが多いです。緊急時にも落ち着いて状況判断し、的確な指示が出せる点を評価してもらっています。
また、『患者さんやご家族に寄り添う姿勢が素晴らしい』とも言われることがあります。」
6. 希望する部署や業務はありますか?
具体的な希望がある場合は述べつつ、柔軟な姿勢も示すことが重要です。特に希望がない場合は、学びへの意欲を伝えましょう。
合格回答例(希望がある場合)
「貴院の〇〇科に特に興味があり、これまでの経験を活かしながら専門性を深めたいと考えております。もちろん、配属先は貴院の人員配置の状況に合わせて柔軟に対応させていただきます。」
7. 夜勤は可能ですか?(可能な場合・困難な場合)
夜勤は病院運営に不可欠なため、正直に、しかしポジティブに答えるようにしましょう。
合格回答例(可能な場合)
「はい、夜勤は可能です。前職でも経験を積んでおり、夜間帯の急変対応にも慣れております。体力面も問題ありませんので、貴院の夜勤体制に合わせて貢献させていただきます。」
合格回答例(困難な場合)
「申し訳ございませんが、家庭の事情により、現在は夜勤が困難な状況です。日勤帯での業務に責任を持って取り組み、貴院に貢献したいと考えております。将来的に状況が変化した際には、ご相談させていただければ幸いです。」
8. 残業は可能ですか?
残業が可能な場合は積極的に、難しい場合は理由を添えましょう。
合格回答例(可能な場合)
「はい、業務に支障がなければ残業は可能です。状況に応じて柔軟に対応させていただきます。」
合格回答例(困難な場合)
「業務に支障が出ない範囲であれば対応可能ですが、家庭の事情により、残業時間についてはご相談させていただけると幸いです。」
9. 看護師として今後どのように成長したいですか?
キャリアビジョンや向上心を測る質問には、応募先で「どのように成長したいか」を具体的に示しましょう。
合格回答例
「将来的には、〇〇(専門分野や役割)のスペシャリストとして、患者さんやご家族、そして同僚からも信頼される看護師になりたいと考えています。
貴院の〇〇(研修制度や取り組み)を活用させていただきながら、常に新しい知識や技術を学び、質の高い看護を提供できるよう精進していきたいです。」
10. 当院の看護について、どのような印象をお持ちですか?
この質問では、応募先の病院や施設の看護理念、特色を理解しているかを確認します。事前にしっかりと企業研究を行い、具体的に共感する点を述べましょう。
合格回答例
「貴院の看護について、特に『患者さん一人ひとりに寄り添う個別性の高い看護』を実践されているという印象を持っています。
ホームページで拝見した〇〇(具体的な取り組みや患者さんの声)からも、その温かい看護が伝わってきました。私も、患者さんとの信頼関係構築を大切にしてきた経験があり、貴院の看護理念に深く共感いたします。」
11. ブランクがありますが、業務についていけますか?
ブランク期間の過ごし方と業務への復帰意欲、準備状況を伝えましょう。
合格回答例
「はい、ブランクはございますが、業務に支障はないと考えております。この期間は〇〇(例:育児、介護、自己学習)に専念しておりましたが、医療の知識や技術からは離れないよう、定期的に看護関連の書籍を読んだり、オンライン研修を受講したりしてまいりました。
入職後は、一日も早く貴院の環境に慣れ、即戦力として貢献できるよう努めてまいります。」
12. 家庭と仕事の両立はどう考えていますか?(子育て中の場合など)
家庭の状況と仕事への意欲を正直に述べて、両立のための工夫や協力体制があることを話しましょう。
合格回答例(子育て中の場合)
「子どもがおりますので、家庭と仕事の両立は、時間管理と家族の協力が重要だと考えております。現在は家族のサポート体制も整っており、急な呼び出しなどにも対応できるよう、常に準備しております。
仕事では責任感を持ち、子育てで培った柔軟性や対応力を活かして貢献したいと考えております。」
13. 入職後、いつから勤務可能ですか?
現在の状況(退職手続きなど)を踏まえて、現実的な時期を答えましょう。
合格回答例
「現職の引き継ぎがございますので、〇月〇日以降の勤務開始が可能となります。具体的な日程については、貴院のご希望に合わせて調整させていただきます。」
14. 当院以外に選考を受けている病院はありますか?
正直に、しかし他院と比較して応募先への志望度が高いことを伝えましょう。
合格回答例
「はい、他に〇件ほど選考を受けております。しかし、貴院は私の経験を最も活かせると考えている点や、〇〇(貴院の魅力)に強く惹かれておりますので、第一志望としております。」
15. 給与や待遇について希望はありますか?(※給料交渉と連携)
給与や待遇に関する希望は、事前にリサーチした相場に基づいて現実的な範囲で述べましょう。交渉の余地を残しつつ、入社への意欲も示すことをお忘れなく!
合格回答例
「貴院の規定に準じますが、これまでの経験とスキルを考慮してご検討いただけると幸いです。年収〇〇万円以上を希望しております。
何よりも貴院で働くことに魅力を感じておりますので、まずは貴院の一員として貢献できることを楽しみにしております。」
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【難問対処編】困りやすい質問への「切り返し術」
面接では、時に答えに窮するような難しい質問をされることも…。しかし、これらの「難問」は、あなたの対応力や問題解決能力、そして人間性を見るためのチャンスでもあります! ここで、困りやすい質問への「切り返し術」を紹介します。
「結婚・出産・育児」に関する質問への法的・倫理的視点と回答例
「結婚のご予定は?」「お子さんのご予定は?」といった質問は、職業安定法で禁止されているセクハラや差別につながる可能性があります。しかし、面接の場で強く反発するのも得策ではありません。冷静かつプロフェッショナルな姿勢で対応し、仕事への意欲を伝えましょう。
法的・倫理的視点
採用活動において、性別を理由とした差別は禁止されています(男女雇用機会均等法)。結婚や出産予定の有無で採用を決定することは違法行為にあたります。
合格回答例
「プライベートなことですので、ここでは回答を控えさせていただきます。ただ、入職後は仕事に支障をきたすことなく、看護師としての責務を全うする所存です。」
もし、ご自身の状況を伝えることでポジティブな印象を与えられると判断した場合:
「現在のところ、すぐに結婚や出産の予定はございません。もし将来的にそのようなライフイベントがあったとしても、仕事と家庭を両立できるよう、柔軟に対応していく考えです。
前職でも、子育て中の先輩方が活躍されている姿を見てまいりましたので、私も貴院で長く貢献していきたいと考えております。」
「前職の人間関係」に関する質問へのポジティブな伝え方
前職の人間関係に関する質問は、入社後の協調性やトラブル対応能力を測る意図があります。ネガティブな不満を羅列するのではなく、あくまで前向きな姿勢で、自身の成長や学びの機会として答えるようにしましょう。
合格回答例
「前職では、様々な考え方を持つスタッフと協力しながら業務に取り組んでまいりました。中には意見が対立することもありましたが、対話を重ね、お互いを理解する努力をすることで、最終的にはより良いチームワークを築くことができたと考えています。
この経験から、多様な視点を受け入れ、建設的に物事を進める重要性を学びました。貴院でも、チームの一員として円滑な人間関係を築き、貢献していきたいです。」
「病歴・体調面」に関する質問への誠実かつ安心させる回答
病歴や体調に関する質問は、業務遂行能力に影響がないかを確認します。隠し立てせず誠実に答える姿勢が大切ですが、同時に「業務には支障がない」ことを明確に伝え、採用担当者の不安を解消することが大切です。
合格回答例
「以前、〇〇(病名)で治療を受けたことがありますが、現在は完治しており、業務に支障はございません。定期的な健康管理にも気を配っており、体力面でも問題なく業務を遂行できますのでご安心ください。」
もし現在も通院等がある場合:
「現在、〇〇(持病名)のため定期的に通院しておりますが、投薬等でコントロールできており、これまでの業務に支障をきたしたことは一度もございません。体調管理には十分留意し、責任を持って業務に取り組む所存です。」
答えに詰まった時の「魔法のフレーズ」と立て直し方
面接中に質問されて言葉に詰まってしまうことは誰にでもあります。しかし、そこで黙り込んでしまっては印象が悪くなってしまうことも…。そんなときは、「魔法のフレーズ」を使い、冷静に立て直しましょう。
魔法のフレーズ
「恐れ入ります、少々お時間をいただけますでしょうか。」
「大変申し訳ございません、今一度質問の意図を確認させていただけますでしょうか。」
このフレーズを使い、数秒間考える時間をもらいます。その後、質問の意図を再確認したり、頭の中で回答を整理したりして、落ち着いて話し始めましょう。
沈黙は避け、考える姿勢を見せることで、面接官は「真剣に考えているな」と好意的に受け取ってくれるはず。
看護師転職面接「合格」を掴むための最終ポイントと注意点
面接は、これまでの準備の集大成!ここでは、合格を掴むために、看護師の転職面接での重要なポイントとついやってしまいがちなNG行動について解説します。
面接官が本当に見ている「3つの視点」とは?
採用担当者は、あなたの回答内容だけでなく、その裏にある本質を見極めようとしています。特に重視されるのは、次の3つの視点!
- コミュニケーション能力と協調性:
チームで働く看護師にとって、円滑なコミュニケーションは必要です。相手の質問意図を正確に理解し、自分の意見を明確に伝えられるか、また、周囲と協力して業務に取り組める協調性があるかを見ています。 - 意欲と向上心:
入職後も学び続け、成長しようとする意欲があるかを確認します。新しい知識や技術を積極的に吸収し、自己研鑽を怠らない姿勢は高く評価されます。 - 企業へのフィット感と定着性:
応募先の理念や文化に共感し、長く貢献してくれる人材かを重視します。早期退職を防ぐためにも、あなたの価値観と病院の方向性が一致しているかを見極めようとします。
これだけは避けて!面接でのNG行動と注意すべきポイント
どんなに素晴らしい経歴やスキルがあっても、ちょっとした行動で印象を損ねてしまうことがあります。次のようなNG行動は絶対に避けましょう。
- 清潔感のない身だしなみ:
不潔な服装や乱れた髪型は、看護師としてのプロ意識を疑われます。 - 社会人としてのマナー不足:
遅刻、挨拶ができない、敬語が使えないなど、基本的なマナーが欠けていると、仕事への姿勢も疑われます。 - ネガティブな発言:
前職の不満や愚痴、人の悪口など、ネガティブな発言は避けましょう。 - 一貫性のない回答:
質問によって話している内容がブレると、信頼性が損なわれます。 - 質問への準備不足:
応募先について調べていない、質問の意図を理解していないなど、準備不足はすぐにばれてしまいます。 - 受け身の姿勢:
面接官の質問に答えるだけでなく、あなた自身も積極的にコミュニケーションを取る姿勢が大切です。
逆質問で「入社への熱意」と「情報収集力」を示す
面接の終盤に「何か質問はありますか?」と聞かれたとき、何も質問しないのは「意欲がない」と捉えられかねません。この逆質問は、あなたの入社への熱意と情報収集力をアピールする最後のチャンス!
効果的な逆質問のポイント
事前に準備しておく | 応募先のホームページや求人情報では分からない、より具体的な内容や、入社後のキャリアに関する質問を用意する。 |
意欲を示す質問 | 「入職までに準備しておくべきことはありますか?」「貴院で活躍している看護師に共通することは何ですか?」など、入社後の貢献意欲を示す質問は好印象。 |
業務理解度を示す質問 | 「〇〇(部署名)での看護師の役割について、もう少し詳しくお聞かせいただけますか?」など、応募先の業務に興味があることを示す質問も有効。 |
逆質問は、単なる疑問解消の場ではなく、あなたの主体性や関心の深さを伝える重要な機会と捉え、戦略的に活用しましょう。
【Q&A】看護師転職の面接質問に関する疑問を解決!
看護師の転職面接では、とにかく不安がいっぱい…。そこで、少しでも不安が解消されるよう、特に多い疑問の解決策を紹介します。
面接で「他に選考を受けているところは?」と聞かれたら正直に答えるべき?
正直に答えるのが基本です。隠すとかえって不信感を与えかねません。複数応募している場合はその旨を伝えつつ、「貴院が第一志望です」という熱意を添えましょう。
回答例
「はい、他に〇件ほど選考を受けております。しかし、貴院の〇〇(具体的な魅力)に強く惹かれており、第一志望としております。」
面接で「希望年収」を聞かれたら、どう答えるのが正解?
事前に応募先の給与規定や、同規模・同職種の相場をリサーチしておきましょう。具体的な数字を伝える際は、幅を持たせるか、応募先の規定を尊重する姿勢を見せつつ希望を伝えると良いです。
回答例
「貴院の規定に準じますが、これまでの経験を考慮して〇〇万円以上を希望しております。何よりも貴院で貢献できることを楽しみにしておりますので、ご検討いただければ幸いです。」
面接で「何か質問はありますか?」の効果的な逆質問は?
逆質問は、入社への意欲と情報収集力をアピールするチャンス!事前にいくつか質問を用意しておきましょう。仕事内容やキャリアパス、職場の雰囲気に関する具体的な質問は好印象を与えます。
逆質問例
「入職までに準備しておくべきことはございますでしょうか?」
「貴院で活躍されている看護師の方に共通する点はございますか?」
「〇〇(応募先の取り組みなど)について、詳しくお聞かせいただけますか?」
まとめ:面接前にイメトレをして、力を発揮しよう
看護師の転職面接は、事前の準備が成功の鍵を握ります。よくある質問への回答を準備し、難しい質問への切り返し方を身につけることで、自信を持って本番に臨めます。
また、逆質問を効果的に活用し、入社への熱意と情報収集力をアピールしましょう。イメトレを徹底すると、あなたの力を最大限に発揮し、希望の職場への合格を掴み取れるはず!
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