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ケリー鉗子の基礎知識&ポイントをサクッと解説

【器械のひとくちメモ】ケリー鉗子ってどんなもの?

今日は外科手術に欠かせない必須アイテム「ケリー鉗子」についてご紹介します。
医療現場で働く方はもちろん、これから医療の勉強を始める方も、ちょっとした情報をお届けします。

ケリー鉗子って?

ケリー鉗子は、外科医なら誰もが目にする有名な器具です。
止血や組織を定期的に使う道具です。 なんと考案したのは、アメリカの外科医エドワード・ケリー博士!
100年以上も前から現代の手術室に受け継がれている歴史ある器具なんですよ。

特徴を徹底的チェック!

  • 大きさ: 12〜18cmくらい。手に手に入るサイズ感。

  • 素材:ステンレスなので丈夫で清潔!

  • 形:

    • まっすぐなストレート型

    • ちょっと曲がったカーブ型

  • 歯の形状:

    • ギザギザの開半歯(しっかり掴めるタイプ)

    • 滑らかな無歯(血管まわりの組織を剥離する時などに使用されます!)

  • 挟み込み自動で固定されるラッチ付きで使いやすい!

 


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主な使いどころ

  • 組織の持ち上げ・展開:軟らかい組織を優しく持ち上げたいときや術野を展開したいときに。

  • 不要な組織の除去:小さな組織や壊死組織を摘出する時にも活躍!

  • 組織剥離・膜/癒着組織の分離:薄い膜や癒着した組織を剥がして分離するときにも非常に便利。

ケリー鉗子の種類

  • ストレートケリー鉗子
    顎の部分がまっすぐな形状をしており、組織や血管に直線的にアプローチする必要がある場面で使用されます。
    一般的な外科手術で幅広く用いられます。
  • カーブドケリー鉗子
    顎が緩やかにカーブしており、カーブや角の奥にある組織・血管へのアクセスや操作がしやすい形状です。
    複雑な部位での手術に適しています。
  • ベビーケリー鉗子
    小さなサイズで精密な把持が可能なため、小児外科や繊細な外科手術で使用されます。
    精度が求められる場面で活躍します。
  • ランキン・ケリー鉗子
    鋸歯状の湾曲した顎をもち、大きな組織や脂肪組織をしっかり把持できる鉗子です。
    止血鉗子として使われることも多く、幅広い外科手術で利用されます。
  • 標準ケリー鉗子
    最も一般的に使用されるタイプで、わずかに湾曲した顎とロック機構を備えています。
    汎用性が高く、さまざまな外科手術に対応できます。
  • ハルステッド・ケリー鉗子
    顎の湾曲がより大きく、深部の組織や血管にアプローチしやすい形状です。
    深い位置の止血や組織操作に適しています。

プロが気をつけているワンポイント

  • ラッチはしっかり確認!操作ミスを予防しましょう。

  • 長時間の挟み続けるはNG!組織が傷つくことも。

  • 使い終わったらきちんと滅菌。感染対策はマスト。

お手入れ方法

  • 使用後は血液や汚れをしっかり洗浄→オートクレーブで除菌!

  • 定期的にしっかりメンテナンス。

ケリー鉗子はシンプルな分、使い方ひとつで手術の効率や安全性に大きく関わり、立ち向かう「縁の下の力持ち」。
器械の扱いをマスターして、安心・安全な手術を目指しましょう!

 

<参考・引用>
看護roo
アケロン・インストゥルメンツ

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