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【後編】もう迷わない!イレウス看護のアセスメント・記録・退院指導の「なぜ?」を解消

「観察した情報から、どうアセスメントすればいいの?」「看護計画やSOAP記録を書くのに時間がかかっちゃう…」「退院指導って何を伝えればいいんだろう?」

そう思う方もいるかもしれません。日々のケアには慣れてきても、アセスメントや記録で立ち止まってしまいますよね✍️💦

この記事では

  • 観察結果をアセスメントに変える魔法の思考プロセス
  • スラスラ書ける看護計画とSOAP記録のテンプレート
  • 患者さんや家族に伝わる病状説明・退院指導のコツ
  • 現場でよくある疑問に答えるQ&A

が分かりますよ♪

実は、アセスメントや記録がスムーズになるには、観察した情報を「なぜ?」と考える思考のフレームワークと、いくつかの「型(テンプレート)」を知っておくことがとっても重要なんです。

この記事では、そんなアセスメントの「なぜ?」を解消し、看護計画や記録、退院指導まで、あなたの看護をワンランクアップさせる応用術を解説していきます!

👀イレウスって何⁉基本を学ぶ
>>【前編】イレウス看護が怖いあなたへ🚨 まずは基本の病態・観察・ケアを完全マスター!

アセスメントが変わると、看護はもっと面白くなる!後編で学ぶ3つのこと

この後編では、あなたの看護がもっと楽しく、もっと深くなるための「3つの応用術」をマスターしていきます。

後編でマスターできる3つの応用術 これができるようになる!
① アセスメント術 バラバラの情報を繋ぎ合わせ、患者さんの全体像を捉えられるようになる!
② 記録・計画術 誰が見ても納得できる看護計画やSOAP記録を、時短で書けるようになる!
③ 指導・伝達術 患者さんや家族に安心を届け、信頼される説明ができるようになる!

自信を持って、日々の看護に取り組めるようになりますよ😊

その情報、どう活かす?🤔観察がアセスメントに変わる魔法の思考プロセス

「バイタルも測った、お腹も見た、排液も確認した…で、この後どうしよう?」
そうやって、集めた情報をただ記録するだけで終わってしまっていませんか?

それはとってももったいない!
せっかく集めた貴重な情報を、「意味のあるもの」に変える魔法、それがアセスメントです。

ここでは、あなたの頭の中に「アセスメント脳」をインストールする方法を伝授します!
観察した情報が、いきいきと動き出す感覚を体験してみてくださいね✨

「観察」と「アセスメント」って何が違うの?デキるナースの頭の中を覗き見!

まず、意外と混同しがちな「観察」と「アセスメント」の違いをはっきりさせておきましょう。
この違いを意識するだけで、看護記録の質が劇的に変わりますよ!

観察(Observation) アセスメント(Assessment)
何をする? 五感や測定機器を使って、客観的な情報を集めること。(事実の収集) 集めた情報と知識を結びつけ、「何が起きているか」を分析・判断すること。(事実の解釈)
例えば… 「腹痛の訴え NRS 8/10。顔面蒼白。」 「強い腹痛と顔面蒼白から、絞扼性イレウスによる循環不全が考えられる。緊急性が高い状態と判断する。」

観察は「事実を見つけること」、アセスメントは「その事実の意味を考えること」。
このステップを意識するだけで、あなたの看護はもっと深くなります❤

バラバラの情報を繋げよう!症状と検査データを関連づけるコツ

アセスメントのコツは、点在する情報を線で繋ぎ、一つのストーリーとして読み解くことです。
パズルのピースをはめていく感覚で考えてみましょう!🧩

イレウスでよく見られる症状・検査データの関連性

症状・所見 検査データ 関連性・意味
腹部膨満、腸蠕動音減弱 腹部X線:腸管拡張、ニボー像 腸管内容物の停滞を示す
嘔吐、経口摂取困難 血液検査:BUN↑、Hct↑ 脱水状態の進行を示す
排便・排ガス停止 腹部CT:閉塞部位の特定 腸管通過障害の程度を示す
腹痛(持続性)、発熱 白血球↑、CRP↑ 絞扼性イレウス、炎症反応を示す

関連づけの実践例💡

情報のピース(点) 思考プロセス(線)
① 患者の訴え:「お腹が張って苦しい」
② 身体所見:腹部全体の膨満、腸蠕動音の減弱
③ 検査データ:腹部X線でニボー像あり
①と②と③の情報が全部同じ方向を指しているな…。
→ これは、腸管の閉塞によって内容物やガスが溜まっている典型的なサインだ。
→ つまり、「腸管の通過障害が起きている」とアセスメントできる!

このように、「AだからBが起きて、その結果Cというデータが出ている」と、原因と結果を繋げて考えるのがポイントですよ💡

患者さんの全体像が見えてくる!看護問題の優先順位のつけ方

アセスメントができたら、次はその患者さんが抱える「看護問題」を挙げて、優先順位をつけましょう。
全部いっぺんに解決しようとすると大変なので、まずは命に関わることから!

優先度 看護問題の例
【高】🚨
(生命の危機に直結)
#循環血液量減少のリスク状態(ショックの危険)
#急性疼痛(絞扼性を疑う激痛)
【中】⚠️
(安全・安楽に関わる)
#栄養状態の変調:必要量以下(絶食による)
#皮膚統合性の障害リスク(長期臥床、チューブ固定による)
【低】🙂
(QOLやセルフケア)
#安楽障害(腹部膨満感や嘔気による)
#知識不足(疾患や治療への不安)

このように優先順位をつけることで、「今、この患者さんに最も必要な看護は何か」が明確になります。
これが、根拠のある看護計画を立てるための土台になるんです!👍

<参考・引用>
大腸肛門病センター高野病院
済生会
九州大学病院

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