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ポジショニングクッションの使い方の基本と応用4選|褥瘡・拘縮予防に効く体位変換テクニック

「ポジショニングクッションの当て方、本当にこれで合ってるのかな…?」「患者さんの褥瘡や拘縮予防、もっと良い方法はないかな?」🤔
そう思っている看護師さんも多いかもしれませんね。

この記事では

  • ポジショニングクッションの基本的な使い方
  • 褥瘡・拘縮予防に効果的なクッションの当て方
  • 体位変換を楽にする具体的なテクニック
  • 患者さんの安楽と看護師の負担軽減を両立するコツ

が分かりますよ♪

基本のポジショニングについて知りたい方は
ポジショニングの基本!実践で使えるQOL向上を実現する5つのポイント
も、ご覧ください🌟

実は、ポジショニングクッションの効果を最大限に引き出すには、いくつかのポイントを押さえることが重要なんです!
適切な使い方を知ることで、患者さんの快適さが格段にアップし、私たちのケアももっとスムーズになりますよ。

この記事では、ポジショニングクッションの使い方の基本から応用まで、具体的なテクニックを交えながら、患者さんの褥瘡や拘縮予防に繋がる効果的な体位変換の方法を分かりやすくご紹介していきます✨

1. 「ポジショニング クッション」って何?看護師さんが知っておくべき基本の”キ”✨

看護師さんにとって、患者さんの安楽と安全を守るポジショニングは本当に大切ですよね。
その強い味方となるのが、ポジショニングクッションです。
でも、「一体どんな種類があるの?」「どう使い分ければいいの?」と疑問に思うこともあるかもしれません。

ここでは、ポジショニングクッションの基本的な役割と、種類について簡単に見ていきましょう!

ポジショニングクッションの役割とは?

ポジショニングクッションは、患者さんの身体を適切な位置で支え、特定の部位への圧力を分散させるためのクッションのこと。
単に身体を支えるだけでなく、褥瘡予防、関節拘縮の防止、苦痛の緩和、そして呼吸や循環機能の改善など、さまざまな大切な役割があるんですよ。
患者さんが快適に過ごせるだけでなく、私たち看護師のケア負担軽減にもつながる、まさに優れものなんです💖

知っておきたい!ポジショニングクッションの種類と特徴

ポジショニングクッションには、素材や形状によって色々な種類があります。
それぞれの特徴を知っておくと、患者さんの状態や目的に合わせて適切に選べるようになりますよ。

クッションの種類 主な特徴 適した目的・部位
体位変換クッション ウェッジ型や円筒型など、身体の傾きや隙間を埋める 側臥位、仰臥位での体位保持、褥瘡予防
ムートンクッション 羊毛素材で体圧分散性と通気性に優れる 殿部、踵部など摩擦・ずれが生じやすい部位の褥瘡予防
ビーズクッション 流動性のあるビーズが身体にフィットし体圧分散 広範囲の体圧分散、不安定な部位の固定、関節拘縮予防
エアークッション 空気圧を調整し、より細やかな体圧分散が可能 高リスクの褥瘡予防、長時間の座位保持
ジェルクッション 身体の凹凸に馴染みやすく、体圧分散と安定性を両立 仙骨部など特定の部位への集中圧の軽減

2. 【体位別】ポジショニング クッションの正しい使い方4選!これで褥瘡・拘縮予防はバッチリ👌

ポジショニングクッションは、体位ごとに正しい使い方があるんです。
特に、褥瘡拘縮の予防には、クッションの「当て方」がとっても重要!

ここでは、代表的な4つの体位での効果的なクッション活用法をマスターしちゃいましょう。

① 仰臥位(あお向け)でのクッション活用術:背中と踵をケア!

仰臥位では、後頭部、肩甲骨、仙骨部、踵などが圧迫されやすいポイントです。
クッションを使って、これらの部位への圧を分散させ、安楽な姿勢を保ちましょう。

  • 背中(仙骨部):
    背中のカーブや仙骨部の下に薄めのクッションやタオルを挟み、体圧を分散させます。
    お尻が沈み込みすぎないように注意してくださいね。
  • 踵(かかと):
    膝の下にクッションを入れ、踵がベッドから少し浮くようにします。
    これだけで、踵の褥瘡リスクがぐっと減りますよ!🧦

② 側臥位(横向き)でのクッション活用術:体幹の安定が鍵!

側臥位は、褥瘡予防だけでなく、安楽な睡眠や呼吸を助ける大切な体位です。
体幹を安定させ、肩や股関節への負担を減らすようにクッションを使います。

  • 頭部と首:
    頭から首にかけての隙間を埋めるようにクッションを入れ、頚椎のS字カーブを保ちます。
  • 肩と脇:
    下になっている肩の前方(胸側)にクッションを抱えさせるように置き、肩への圧を分散させます。
    脇の下にも小さなクッションを挟むと、神経麻痺の予防になります。
  • 股関節と膝:
    上側の脚を軽く曲げ、その脚全体(股関節から足首まで)を支えるようにクッションを挟みます。
    膝と膝がぶつからないようにするのもポイントです🦵

③ 半坐位・座位(上体を起こす)でのクッション活用術:ずり落ち防止と安定感!

食事やレクリエーションなど、座位姿勢を取る機会も多いですよね。
座位でのポジショニングは、ずり落ちや姿勢の崩れを防ぎ、誤嚥予防にもつながります。

  • 背中(仙骨部):
    座位で最も圧がかかりやすいのが仙骨部です。
    仙骨と背中の隙間を埋めるように、背中の下部に薄いクッションを差し込み、骨盤を立てるようにサポートします。これだけで、ずり落ちの予防になりますよ。
  • :
    肘置きがある場合は肘が楽に置けるように調整し、ない場合は腕の下にクッションを置いて、肩の力を抜けるようにします。
  • 足底:
    足底がしっかり床やフットレストにつくように調整し、安定した座位姿勢を保ちます。
    足が浮いていると、仙骨部に負担がかかりやすくなります🦶

④ シムス位でのクッション活用術:呼吸と消化のサポート!

シムス位は、主に消化管の検査や処置、あるいは安楽な姿勢として用いられる体位です。
これもまた、クッションで安定させてあげることが大切です。

  • 頭部と首:
    横向きになった際に、頭が沈み込みすぎないよう、首のカーブに合わせてクッションを調整します。
  • 上側の肩:
    上側の肩が前方に倒れすぎないよう、胸から肩にかけてクッションを抱えさせるように置きます。
  • 上側の脚:
    上側の脚を大きく前に出して曲げ、その脚全体をしっかりと支えるようにクッションを挟みます。下側の脚は比較的まっすぐに伸ばします。

3. ポジショニング効果を爆上げ!患者さんの「安楽」を引き出す応用テクニック💖

基本のポジショニングに加えて、ちょっとした応用テクニックを知っていると、患者さんの安楽度がグンと上がりますよ!
特に、拘縮や疼痛がある患者さんへのケアでは、これらの工夫がとっても役立ちます。

① 間接法で身体への負担を最小限に!

間接法とは、患者さんの身体に直接クッションを入れるのではなく、マットレスの下やシーツの下などからクッションを挿入して、体位を調整する方法です。

  • メリット:
    患者さんの身体に触れる機会が減るため、痛みや不安を軽減できます。
    また、身体のずれが生じにくく、褥瘡リスクの管理にも有効です。
    私たち看護師の体位変換時の負担も減らせますよ!
  • 使い方:
    例えば、側臥位にしたい場合、身体の下に敷いたシーツを操作しながら、反対側のマットレスの下に薄いクッションや丸めたバスタオルを差し込み、ゆっくりと身体を傾けていきます。

② 拘縮がある場合のクッション活用法:関節の保護と疼痛緩和!

拘縮がある患者さんのポジショニングは、特に慎重に行う必要があります。
無理に関節を伸ばそうとせず、優しく支えてあげることが大切です。

  • 関節の保護:
    関節が屈曲した状態で拘縮している場合、その関節の上下をクッションで支え、無理な力がかからないようにします。
    例えば、膝が曲がったまま伸びない場合は、膝の裏にクッションを入れすぎず、太ももの下やふくらはぎの下で支え、関節が自然な形で保たれるようにします。
  • 疼痛緩和:
    痛みを伴う場合は、その部位への圧迫を避けるように、クッションで「逃がす」スペースを作ります。
    例えば、股関節が痛む場合は、股関節に直接当たらないよう、太ももの外側にクッションを置くなど工夫しましょう。
    痛みが軽減することで、患者さんの表情も和らぎますよ😊

③ 浮腫・尖足予防にも!足元のポジショニングの重要性

足元のポジショニングは、浮腫の軽減や尖足の予防に直結します。

  • 浮腫予防:
    足の浮腫がある場合は、足先が心臓よりも高くなるように、足全体をクッションで高くします。
    足首から膝下までを均等に支えるようにクッションを配置すると効果的です。
  • 尖足予防:

    足首が常に下を向いていると尖足になるリスクが高まります。
    足の裏(足底)がベッドのフットボードやクッションに対して直角(90度)になるように、足の裏にクッションを当てることで、尖足の予防になります。
    フットサポート付きのクッションもおすすめです。

 


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4. 看護師さんの負担も軽減!ポジショニングクッション活用で「楽ワザ」を習得しよう💪

患者さんの安楽はもちろん大切ですが、私たちの身体も資本ですよね!
ポジショニングクッションを上手に使うことで、体位変換やケアによる腰痛予防にもつながるんです。

ここでは、看護師さんの負担を減らす「楽ワザ」をご紹介します。

① 体位変換時の「持ち上げないケア」を意識する!

体位変換の際、つい力任せに患者さんを持ち上げていませんか?
ポジショニングクッションを上手に使うことで、持ち上げる動作を減らし、身体の「ずらし」や「傾き」を効果的に利用できます。

  • スライディングシートと併用:
    スライディングシートを敷き、その上でクッションを操作することで、軽い力で患者さんの位置を調整できます。
  • 身体の一部を支点に:
    クッションを身体の一部に当て、そこを支点にしてテコの原理のように動かすことで、少ない力で体位を変えられます。
    例えば、側臥位にする際に、背中にクッションを当ててゆっくりと転がすように誘導するイメージです。

② 複数クッションの組み合わせで「看護師の腰痛予防」に繋がる!

一つの大きなクッションだけでなく、複数の小さなクッションを組み合わせることで、より細やかなポジショニングが可能になり、患者さんの安定度も増します。
安定した患者さんは、不必要な動きが減るため、ケア中の看護師の体勢も安定し、腰への負担が減ります。

  • : 仰臥位で足元を上げる際、一つで無理に上げようとせず、膝下とふくらはぎの下にそれぞれクッションを置くことで、より安定し、患者さんも快適に過ごせます。結果的に、体位を頻繁に直す手間も減り、私たちの腰も守られますよ!💪

③ 定期的な体位評価でケアの質と効率アップ!

ポジショニングは一度行ったら終わりではありません。
定期的に患者さんの状態を評価し、クッションの位置や種類を調整することが重要です。

  • 体位評価のポイント:
    • 患者さんが苦痛を訴えていないか?
    • 皮膚に赤みや圧迫痕がないか?
    • クッションがずれていないか?
    • 安楽な表情をしているか?
  • 効率アップ:
    評価と調整を繰り返すことで、その患者さんに最適なポジショニングパターンを見つけることができます。
    これが分かれば、次からのケアがスムーズになり、時間の節約にもつながりますね。

ポジショニングクッションを賢く活用して、患者さんにとって最高の安楽を、そして私たち看護師自身も楽に、安全にケアを提供していきましょう!✨

<参考・引用>
ディアケア
FC-フィット商品ページ
ニューロリハビリ研究所
株式会社タイカ

筆者の紹介

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