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看護師のための褥瘡評価の完全ガイド|DESIGN-R評価

「褥瘡の評価ってどうすればいいの?」と悩んでいる看護師さんも多いのではないでしょうか。

実は、褥瘡の状態を正確に把握するためには、DESIGN-R評価がとても役立つんです。

このツールを使えば、褥瘡の重症度や治癒の進行状況を数値化して、適切なケア計画を立てることができます。

この記事では、DESIGN-R評価の基本から具体的な活用方法まで、わかりやすく解説していきます!

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褥瘡予防

褥瘡のイラスト

DESIGN-R評価って何?褥瘡ケアの質を上げる第一歩🚀

DESIGN-R評価は、褥瘡ケアの質をググっと上げるための最初のステップですよね♪
客観的な視点で評価することで、患者さん一人ひとりに合わせた、まるでオーダーメイドみたいなケアができるようになるんです😊

DESIGN-R評価とは?客観的な評価でケアの質を向上

DESIGN-R評価は、褥瘡の状態を数値化して”見える化”するツールなんです✨

これによって、褥瘡の重症度や治癒の進行状況を客観的に把握できるので、適切なケアプランを立てるのに役立つんですよね😊

2020年にDESIGN-Rは改定され、「深部損傷褥瘡(DTI)疑い」「臨界的定着疑い」の2種類が追加されました。

DESIGN-R評価のメリット:チームでの情報共有と患者に合ったケア

この評価を使うと、チーム全員が共通の基準で褥瘡の状態を把握できるので、情報共有がスムーズになります🤝

「ここ、前と比べてどうかな?」なんてズレがなくなり、患者さんにぴったりのケアが提供できるんです✨

褥瘡ケアにおけるDESIGN-R評価の重要性:早期発見と適切な対策

褥瘡ケアにおいてDESIGN-R評価は、早期発見スキルと、それに対する的確な対策に必要不可欠なんです🚨
DESIGN-Rを使うことで、褥瘡の小さなサインも見逃さない👀!
早期発見できれば、悪化を防いで患者さんの負担を減らせますよね。
患者さんのQOLを上げるためにも、早期対応が大切なんです🙌
DESIGN-R評価は、早期に問題点を見つけることで、患者さんの苦痛を最小限に抑えることができます。
早期発見と適切な対策が、患者さんのQOLを向上させるための強い味方になってくれます。

DESIGN-R評価の7つの項目を徹底解説🔍

DESIGN-R評価表

日本褥瘡学会より引用

深さ(D):褥瘡の深さを正確に評価する方法

褥瘡の深さは、創の一番深い部分で評価します。

深さはd0(皮膚損傷なし)からD5(関節腔や体腔に至る損傷)まで分類され、壊死組織で覆われて深さが判定できない場合はDU、深部損傷褥瘡疑いの場合はDDTIとします。

視診や触診、血液検査、画像診断などを活用して正確に評価します。

褥瘡の深さ評価

褥瘡の深さ評価

  • d0:皮膚損傷がない状態。
  • d1:持続する発赤が見られる状態.
  • d2:真皮までの損傷がある状態.
  • D3:皮下組織までの損傷がある状態.
  • D4:皮下組織を超える損傷がある状態.
  • D5:関節腔、体腔に至る損傷がある状態.
  • DDTI:深部損傷褥瘡(DTI)が疑われる状態.
  • DU:壊死組織に覆われていて、深さの判定ができない状態.

 

滲出液(E):滲出液の量と質の観察ポイント

滲出液は、ドレッシング材やガーゼに付着した量で評価します。

浸出液の評価の目安

例えば、1日1回の交換であふれる場合はE6、少量で済む場合はe1と判定します。

量だけでなく、色や臭いも観察し、感染リスクを見逃さないことが重要です。

  • e0:滲出液がない状態。
  • e1:少量で、毎日のドレッシング交換が不要な状態.
  • e3:中等量で、1日1回のドレッシング交換が必要な状態.
  • E6:多量で、1日に2回以上のドレッシング交換が必要な状態.

大きさ(S):褥瘡のサイズ測定のコツ

褥瘡の長径とそれに直交する最大径を掛け合わせてサイズを測定します。

同じ体位で測定することで、正確な評価が可能になります。

大きさの採点方法

例えば、直径が2cm未満ならs3、10cm以上ならS15と分類されます。

  • s0:皮膚損傷がない状態.
  • s3:4cm²未満.
  • s6:4cm²以上、16cm²未満.
  • s8:16cm²以上、36cm²未満.
  • s9:36cm²以上、64cm²未満.
  • s12:64cm²以上、100cm²未満.
  • S15:100cm²以上.

炎症/感染(I):炎症と感染のサインを見逃さない!

炎症は発赤、腫脹、疼痛、熱感などで判断し、感染は膿や悪臭、発熱などで評価します。

創面のぬめりや多量の滲出液がある場合は臨界的定着と判定します。

炎症/感染の採点方法の写真

肉芽組織(G):良好な肉芽組織を育むケア

肉芽組織は、創面に占める良性肉芽の割合で評価します。

DESIGN-Rでは、良性肉芽が創のどの程度の割合を示しているかで小文字か大文字かが決まります。

良性肉芽50%以上が小文字のg、50%未満が大文字のGになります。

肉芽の採点方法の写真

従って、不良肉芽を良性肉芽に改善する治療を行い、良性肉芽の割合が増えるようにケアしていきましょう😊

壊死組織(N):壊死組織の除去方法と注意点

壊死組織は創傷治癒を妨げるため、外科的除去や酵素的除去などで取り除きます。

DESIGN-Rでは、壊死組織が存在する場合は大文字のNで表します。

壊死組織を取り除き(デブリードマン)、小文字のnにすることが目標です。

壊死組織の採点評価の写真

ポケット(P):ポケットの評価とケアのポイント

ポケットは創の深部に形成される空洞で、感染リスクを高めます。

ポケットの深さや大きさを評価し、適切な洗浄やドレナージを行うことが重要です。

ポケットの評価では、褥瘡潰瘍面とポケットを含めたサイズから、開いている褥瘡のサイズを引くことで、ポケットのサイズを計測します。

ポケットの採点方法の写真

以上、症例写真は日本褥瘡学会から引用

ポケットの広がりを計測する際は、組織の密着部を傷つけないように注意しましょう。

DESIGN-R評価の記録方法📝をマスターしよう!

正しい記録方法:D→E→S→I→G→N→Pの順番で記載

DESIGN-R評価は、褥瘡の状態を正確に記録するためのツールです。

記録の順番は「D(深さ)→E(滲出液)→S(大きさ)→I(炎症/感染)→G(肉芽組織)→N(壊死組織)→P(ポケット)」の順番で記載します📝

この順番を守ることで、情報が整理され、他の医療従事者との共有がスムーズになりますよね😊

また、深さ(D)は合計点数に含めないため、DとEの間にはハイフン(-)を入れ、最後のポケット(P)の後ろにコロン(:)をつけて合計点数を記載します。

スコアの計算方法:合計スコアを正確に算出

DESIGN-R評価では、各項目に対応するスコアを記録し、それを合計して褥瘡の重症度を把握します✨

例えば、滲出液(E)は「e0(滲出液なし)」なら0点、「E6(多量)」なら6点といった具合に点数化されます。

深さ(D)は合計点数に含まれないため、他の項目の点数を合計してスコアを算出します。

正確な計算が治療方針の決定に役立ちますよね😊。

記録例:具体的な記録例で理解を深める

 

記録例として、「D2-E3s6i1ggn0p0:10点」のように記載します。

この例では、深さがD2、滲出液がE3、大きさがs6、炎症がi1、肉芽組織がgg、壊死組織がn0、ポケットがp0で、合計スコアは10点です。

さらに、「DDTI-e0S15i1g0n0p0:16点」のように、深部損傷褥瘡(DTI)疑いの場合も記録できます。

具体例を参考にすると、記録作業がイメージしやすいですよね♪。

練習問題は日本褥瘡学会のHP花王プロフェッショナルサービスにもありますよ🌟

DESIGN-R評価を活用して褥瘡治癒を予測🔮

スコアと治癒期間の関係:スコアから治癒予測

DESIGN-R評価のスコアは、褥瘡の重症度を示し、治癒期間の予測にも役立ちます✨

例えば、スコアが高いほど治癒に時間がかかる傾向があります。
具体的には、スコアが9以下の場合、30日以内に治癒する可能性が高く、18以上では治癒までに90日以上かかることもあります。

このようにスコアを活用することで、患者さんに合わせた治療計画を立てやすくなりますよね😊。

早期介入の重要性:悪化を防ぐための対策

褥瘡は早期に適切な介入を行うことで、悪化を防ぎ治癒を促進できます💡

例えば、圧迫の軽減や適切な体位変換、エアマットレスの使用などが効果的です。

また、DESIGN-R評価を定期的に行うことで、わずかな変化にも気づきやすくなり、早期の対応が可能になります。
早めの介入が患者さんのQOL向上にもつながりますよね💖

定期的な評価で変化に気づき、最適なケアを提供

DESIGN-R評価を定期的に実施することで、褥瘡の状態を客観的にモニタリングできます📊
例えば、スコアの変化を週ごとに追うことで、治癒の進行状況を把握し、必要に応じてケア内容を調整できます。

1ポイントのスコア改善が治癒率を高めることも示されています。
こうしたデータに基づくケアは、患者さんにとって最適な治療を提供する鍵になりますね😊

DESIGN-R評価でケアチームの連携🤝をパワーアップ!

ナースステーションのイラスト

チーム共通の言語:DESIGN-R評価で情報共有をスムーズに

DESIGN-R評価は、褥瘡ケアにおける多職種間の「共通言語」として機能します✨

医師、看護師、薬剤師、栄養士などが同じ評価基準を使うことで、患者さんの状態を正確に共有でき、ケアの方向性を統一できますよね😊

これにより、チーム全体が一貫した治療方針を持ち、スムーズな情報共有が可能になります。

多職種連携:医師、看護師、栄養士、薬剤師との連携

褥瘡ケアでは、医師が医学的判断を行い、看護師が創部の状態やADLを観察、栄養士が栄養状態を管理し、薬剤師が薬剤の影響を評価するなど、各職種がそれぞれの専門性を活かして連携します🤝

DESIGN-R評価を活用することで、各職種が患者さんの状態を正確に把握し、最適なケアを提供できるんです✨

患者中心のケア:チーム全体で患者をサポート

DESIGN-R評価を基に、患者さんのADLや生活背景を考慮したケア目標を設定することで、患者さん主体のケアが実現します💖

例えば、患者さんが「痛みを減らして座れるようになりたい」といった希望をチーム全体で共有し、それに向けた具体的なケアプランを立てることが可能です。
これにより、患者さんの満足度やQOLの向上が期待できますね😊

DESIGN-R評価をもっと使いこなすためのヒント💡

DESIGN-R評価を活用することで、褥瘡ケアの質をさらに向上させることができますよね😊

ここでは、写真記録、評価タイミング、個別ケア計画の3つのポイントを詳しく解説します✨

悩んでいる看護師のイラスト

写真記録の活用:視覚的な情報で変化を把握

褥瘡の状態を写真で記録することで、治療経過を視覚的に把握できます📸

例えば、光の当たり方や角度を統一して撮影することで、状態の変化を正確に比較できますよね♪
スケールを添えて撮影することで、サイズの変化も明確に記録できます📏
また、写真は電子カルテに保存し、チームで共有することで情報共有がスムーズになります💡

写真記録のコツ💡

  • 日付と部位を明確に:記録漏れを防ぎ、情報共有をスムーズにするために、撮影日と褥瘡の部位を必ず記載しましょう📝。
  • スケールを添えて:褥瘡のサイズ変化を正確に把握するために、スケールを一緒に写しましょう📏。
  • 同じ条件で撮影:毎回同じ角度、同じ明るさで撮影することで、より正確な比較ができます🌟。
  • 個人情報保護に配慮:患者さんの顔写真などが写らないように注意しましょう。同意を得てから撮影することも大切です😊。
  • 左側を頭側、右側を尾側となるように統一しましょう.
  • 初回発生時は褥瘡部位がわかるような遠景を撮影しましょう. 継続評価時は近景を撮影しましょう.
  • 剥がした後のガーゼの写真を撮影して、滲出液がわかるようにしましょう.
  • 毎回、同一体位となるよう心がけましょう.

評価タイミングの調整:患者の状態に合わせた評価

褥瘡の状態は日々変化するため、評価タイミングを柔軟に調整することが重要です🗓️

例えば、急性期には毎日評価を行い、状態が安定してきたら週1回程度に間隔を延ばすと良いですね😊

また、感染兆候や体位変換の困難など、特別な状況が発生した場合には追加評価を行い、早期対応を心がけましょう🚨

評価タイミングのポイント🌟

  • 初回評価は入念に:入院時や褥瘡発見時は、特に詳細な評価を行いましょう🧐。DESIGN-Rだけでなく、患者さんの全身状態や既往歴なども考慮して、アセスメントすることが大切です。
  • 定期的な見直し:週1回、または状態に応じて2~3日に1回など、定期的な評価を行いましょう🗓️。DESIGN-Rのスコアの変化だけでなく、患者さんの訴えや状態の変化も見逃さないようにしましょう。
  • イベント発生時は追加評価:体位変換困難、栄養状態悪化、感染兆候など、褥瘡に影響を与える可能性のあるイベントが発生した場合は、追加で評価を行いましょう🚨。
  • 患者さんの状態を最優先に:評価間隔は、あくまで目安です。患者さんの状態や希望に合わせて、柔軟に調整しましょう😌。
  • 感染兆候や体位変換の困難など、特別な状況が発生した場合には追加評価を行い、早期対応を心がけましょう🚨。

個別ケア計画:DESIGN-R評価に基づいた最適なケアプラン

DESIGN-R評価の結果を基に、患者さん一人ひとりに合わせたケアプランを作成しましょう📝

例えば、「○週間以内にスコアを○点改善する」といった具体的な目標を設定することで、ケアの方向性が明確になります🎯

また、患者さんの希望や生活背景を考慮し、多職種と連携してプランを立てることで、より効果的なケアが可能になります🤝

個別ケアプラン作成のコツ🎀

  • 目標設定は具体的に:「褥瘡を改善する」だけでなく、「○週間以内にDESIGN-Rスコアを○点改善する」「痛みを軽減し、安楽な体位で過ごせる時間を増やす」など、具体的な目標を設定しましょう🎯。
  • 患者さんの意向を尊重:ケアプランを作成する際は、患者さんの希望や生活スタイルを十分に考慮しましょう。患者さんが主体的にケアに参加できるようなプランを作成することが大切です🤝。
  • 多職種連携でプランを充実:医師、看護師、栄養士、理学療法士など、多職種と連携してケアプランを作成することで、より包括的で質の高いケアを提供できます🌸。
  • 定期的な見直しを忘れずに:患者さんの状態や目標に合わせて、ケアプランを定期的に見直しましょう。DESIGN-R評価の結果を参考に、必要に応じてプランを修正していくことが重要です🔄。

ケアプランの具体例📄

  • 体圧分散:エアマットレスやクッションを使用し、体圧を分散することで、褥瘡への圧力を軽減します🛌。
  • 体位変換:2時間毎を目安に体位変換を行い、同じ部位への圧迫を避けます🔄。患者さんの状態に合わせて、体位変換の方法やポジショニングを工夫しましょう。
  • スキンケア:皮膚の清潔を保ち、保湿剤を塗布することで、皮膚のバリア機能を高めます🧴。乾燥や摩擦から皮膚を保護しましょう。
  • 栄養管理:バランスの取れた食事を提供し、十分な栄養を摂取できるようにサポートします🍽️。必要に応じて、栄養補助食品を検討しましょう。
  • 創傷ケア:DESIGN-R評価に基づき、適切なドレッシング材を選択し、創部の状態を改善します🩹。滲出液の管理や感染予防に努めましょう。

「褥瘡、もう怖くない!」💪DESIGN-R評価を味方につけて、患者さんの笑顔😊を守ろう!

DESIGN-R評価は、褥瘡ケアにおける「頼れる相棒」ですね✨

褥瘡の深さ、滲出液、大きさ、炎症/感染、肉芽組織、壊死組織、ポケットの7項目を評価することで、患者さんの状態を客観的に把握できます😊

これにより、治療の方向性が明確になり、患者さんに最適なケアを提供できるんです💖

また、治癒日数の予測も可能なので、ケア計画の立案にも役立ちますよね🌟

患者さんの苦痛を減らし、笑顔を取り戻すために、DESIGN-R評価をぜひ活用してくださいね💪

この記事を書いた人 国立看護学校卒業 看護師歴15年 急性期 慢性期 終末期 Ope室 看護師ライター ママ看護師 Kポ好き

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