{大カテゴリ}3年以上の{中カテゴリ}の求人横断検索

その職場あなたにあってる? 運命の職場診断へ

自己血輸血「実施・術後編」看護実践マニュアル|急変対応から退院指導まで

自己血輸血の準備は完璧だけど、実際に輸血が始まったら何を観察すればいいの?」
「もし患者さんの様子が急変したら、どう対応すればいいの…?」
「輸血が終わった後も、看護師としてどんなケアが必要なんだろう?」

そんな疑問やお悩みはありませんか?🤔
前回の記事では自己血輸血の基礎知識や貯血期の看護について学びましたね。
いよいよ今回は、輸血の実施中から術後にかけての、より実践的な看護に焦点を当てていきますよ!
現場で自信を持って対応できるよう、一緒にステップアップしていきましょう😊

この記事では、

  • 自己血輸血の実施前チェックから輸血中の細やかな観察ポイント👀
  • 万が一の急変時に焦らないための具体的な対応フロー🚨
  • 輸血後の患者さんへの適切なフォローアップと退院指導🏥
  • 自己血輸血に関する、さらに深い「よくある疑問」とその答え💡

が分かりますよ♪

自己血輸血の「実施・術後編」を乗りこなすには、輸血中の徹底した患者観察と、異常の早期発見・迅速な対応が最も重要です。
そして、輸血後も継続的なケアと丁寧な指導で、患者さんの回復を力強くサポートしていくことが求められます。

この記事では、輸血開始から終了、そして術後・退院指導までの一連の流れで、看護師さんが具体的に「何をすべきか」「何に注意すべきか」を実践的に解説します。
あなたの看護スキルをさらに磨き上げ、自己血輸血のあらゆるフェーズで患者さんの安全と安心を守るためのマニュアルとして活用してくださいね!💪✨

👀基本編を読む
自己血輸血「術前・貯血編」看護師の全ガイド|安全な準備から患者ケアまで

輸血前・輸血中看護:患者さんの変化を見逃すな!細やかな観察と記録のワザ📝

自己血輸血の実施フェーズは、まさに看護師さんの「観察力」と「判断力」が試される場面です。
輸血前の最終確認から、輸血中の患者さんのわずかな変化まで、見逃さないためのポイントをしっかり押さえていきましょう。
正確な記録も、安全な輸血には欠かせませんよ!

輸血前看護:間違いゼロへ!血液製剤の最終確認、看護師の目力が試される瞬間👁️‍🗨️

輸血を開始する前には、絶対に間違えてはいけない最終確認があります。
これは、患者さんの安全を守るための、看護師にとって最も重要なステップの一つです。
集中して、確実にチェックしていきましょう!

【最終確認のチェックリスト】

確認項目 具体的なチェック内容 ポイント💡
患者さん本人確認 氏名、生年月日、カルテ番号など フルネームで呼んで確認しましょう。
意識がない場合は、IDバンドとカルテで複数名で確認します。
血液製剤の確認 血液型、製剤の種類、製造番号、有効期限、量 輸血指示書と照合し、必ず複数名でダブルチェックしてくださいね!
血液製剤の状態 凝固の有無、異常な色調、混濁など 輸血バッグを軽く振って確認。少しでも異常があれば使用中止し、すぐに医師に報告しましょう。
交差適合試験の結果 輸血前の最終適合試験の結果 輸血する血液が患者さんの血液と適合しているか、必ず確認します。
輸血同意書の有無 患者さんまたは家族の同意書 適切な時期に同意が得られているか、再度確認しておきましょう。
バイタルサイン測定 輸血開始前の体温、血圧、脈拍、呼吸、SpO2 輸血中の変化を比較するために、基準となるデータを正確に測定・記録します。
ルート確保・開通 輸血に適した太さのルートが確保されているか、開通しているか 詰まりがないか、スムーズに点滴が流れるか確認します。必要なら生理食塩水でフラッシュしましょう。
輸血セットの準備 輸血用フィルター付き輸液セット、輸液ポンプなど 正しいフィルター付きのセットか、有効期限は切れていないか確認しましょう。
救急カートの確認 急変時に必要な薬剤や物品 すぐに使える場所にあり、必要なものが揃っているかざっと確認しておくと安心です。

 

輸血中看護:患者さんの変化を見逃すな!細やかな観察と記録のワザ📝

 

いよいよ輸血開始!自己血だから安心…と思いがちですが、輸血中は常に患者さんの変化に目を光らせておくことが大切です。
特に、輸血開始直後の初期観察はとても重要ですよ。

【輸血中の観察ポイントと頻度】

観察タイミング 観察項目 ポイント💡
輸血開始時 初回バイタルサイン 輸血前の測定値と比較します。
開始後5分 顔色、表情、呼吸状態、自覚症状(悪寒、気分不良など) 最も急性期の副反応が出やすい時間帯です。ベッドサイドを離れず、患者さんの様子をじっくり観察してください。
開始後15分 バイタルサイン、全身状態 再度バイタルサインを測定し、症状の変化がないか確認します。
その後30分〜1時間毎 バイタルサイン、全身状態、輸血部位、滴下速度 症状がなくても、定期的に観察を継続します。滴下速度も適切か確認しましょう。
輸血終了時 最終バイタルサイン 輸血前後の変化を評価します。
輸血終了後 終了後30分~1時間後、必要に応じて数時間後 遅発性の反応が出ることもあるので、終了後も注意して観察を続けましょう。

【細やかな観察のワザ】

  • 「いつもの患者さん」との比較: 患者さんの普段の様子を知っておくと、わずかな変化にも気づきやすくなります。
  • 五感をフル活用: 顔色(青白い?)、皮膚の状態(蕁麻疹?)、呼吸音(ヒューヒュー?)、患者さんの言葉(「なんか寒い」「苦しい」)など、五感を総動員して観察しましょう。
  • 輸血滴下速度の調整: 輸血初期は少量ずつゆっくり開始し、異常がないか確認してから指示された速度に調整します。特に心疾患がある患者さんなど、循環への負担が大きい場合は速度に注意が必要です。
  • 正確な記録: いつ、何を観察し、どうだったのかを具体的に記録します。異常があった場合は、時間経過とともに症状の変化と行ったケアを詳細に残すようにしましょう。

赤血球

自己血輸血中の急変対応!🚨 落ち着いて行動できる看護師になるために

「もし輸血中に急変が起きたら…!」と考えると、ドキドキしますよね。
自己血輸血では、同種血輸血で懸念される感染症や重篤な免疫反応のリスクは低いものの、循環器系への負担血管迷走神経反射などは起こりえます。
いざという時に落ち着いて対応できるよう、具体的なフローを頭に入れておきましょう。

 

発熱?蕁麻疹?輸血中に現れる「アヤシイ症状」の見分け方と初期対応⚡

輸血中に見られる症状は多岐にわたりますが、特に注意したい「アヤシイ症状」と、その時の初期対応をまとめてみました。

症状の種類 具体的なサイン・患者さんの訴え 初期対応のポイント💡
発熱 体温上昇、悪寒、戦慄(震え) 輸血中止、輸血ルート確保(生理食塩水持続)、医師報告、解熱剤指示確認、保温
アレルギー反応 蕁麻疹、かゆみ、紅潮、浮腫、呼吸苦(喘鳴)、血圧低下 輸血中止、輸血ルート確保、医師報告、抗ヒスタミン剤・ステロイド指示確認、酸素投与準備
循環器系の負担 呼吸困難、咳、SpO2低下、血圧上昇(高血圧)、浮腫、頸静脈怒張 輸血速度を遅くするか中止、体位調整(半坐位)、医師報告、利尿剤指示確認、酸素投与準備。特に心機能が低下している患者さんに注意が必要です。
血管迷走神経反射 冷汗、顔面蒼白、めまい、意識消失、徐脈、血圧低下 輸血中止、臥位(頭部低く、足部挙上)、保温、医師報告。意識が戻れば水分補給を促す。

【共通する初期対応の鉄則】

  1. 直ちに輸血を中断!(輸血セットをクランプ)
  2. 輸血ルートは抜かずに確保!(生理食塩水でルートを開通させておく)
  3. バイタルサインを測定し、全身状態を評価!
  4. すぐに医師へ報告!(症状、バイタルサイン、輸血中断したことなどを簡潔に伝える)
  5. 患者さんを安心させる声かけとケア!

 

バイタルサイン急変!その時、看護師がすべきことリスト✅

バイタルサインは、患者さんの状態を教えてくれる大切なサインです。
特に輸血中は、わずかな変化も見逃さず、迅速に対応することが求められます。

【バイタルサイン急変時の看護師対応リスト】

  • 血圧低下:
    • 患者さんを臥位(できれば下肢挙上)にする。
    • 輸液の指示があれば輸液を早める。
    • 保温する。
    • すぐに医師へ報告し指示を仰ぐ。
  • 脈拍異常(頻脈、徐脈、不整脈):
    • まずは患者さんの自覚症状(動悸、胸苦しさなど)を確認する。
    • 心電図モニター装着の指示があれば装着し、波形を確認する。
    • 医師へ報告し、原因特定と対応の指示を仰ぐ。
  • 呼吸困難・SpO2低下:
    • 患者さんを安楽な体位(半坐位など)にする。
    • 酸素吸入を開始する(指示があれば)。
    • 医師へ報告し、呼吸音の確認や胸部レントゲンなどの指示を仰ぐ。
  • 意識レベルの変化:
    • JCS(ジャパンコーマスケール)などで意識レベルを評価する。
    • 呼びかけ、刺激への反応を確認する。
    • すぐに医師へ報告し、原因検索と対応の指示を仰ぐ。

 

輸血中断の判断、迷わないための看護師の視点!💡

「この症状で輸血を止めていいのかな?」と迷うこともあるかもしれません。
しかし、患者さんの安全を最優先するためには、異常のサインを見つけたら迷わず輸血を中断する勇気が大切です。

【輸血中断の明確なサイン】

  • バイタルサインの明らかな変動: 血圧の急激な低下/上昇、頻脈、徐脈、SpO2の持続的な低下など。
  • 患者さんの強い自覚症状: 悪寒戦慄、胸部圧迫感、呼吸苦、腰背部痛、強い気分不快、発疹・掻痒感の急速な広がりなど。
  • 血液製剤の異常: 凝固塊の出現、変色など。

迷ったらまず中断!
その後、医師に報告し指示を仰ぐのが鉄則です。
輸血を中断しても、ルートは確保しておき、生理食塩液などを少量滴下しておくことで、必要時に薬剤投与や輸液がすぐに可能です。

 

医師への報告、どう伝えるのがベスト?的確な情報共有の極意🤝

急変時に医師へ正確かつ迅速に情報を伝えることは、その後の対応をスムーズにするために非常に重要です。
「簡潔に、しかし必要な情報は漏らさず」伝えることを心がけましょう。

【報告のポイント】

  1. いつ、誰が、どうなったか:
    • 「〇〇時〇〇分、〇〇号室の〇〇(患者名)さんが自己血輸血中に急変しました。」
    • 「現在、輸血は中断しています。」と、まず状況を伝えます。
  2. 具体的な症状:
    • 「突然の悪寒戦慄と38.5℃の発熱があり、顔面蒼白です。」
    • 「呼吸苦を訴え、喘鳴が聞かれます。」など、客観的に観察した症状を伝えます。
  3. バイタルサイン:
    • 「現時点のバイタルサインは、BP〇〇/〇〇mmHg、HR〇〇bpm、SpO2〇〇%です。」と数値で伝えます。
  4. これまでの対応:
    • 「輸血は中断し、ルート確保のため生理食塩水を微量で流しています。」
    • 「〇〇(指示薬剤など)を〇〇時〇〇分に投与済みです。」など、既に行った処置を伝えます。
  5. 希望する指示:
    • 「今後の輸血の指示と、症状に対する薬剤の指示をお願いします。」
    • 「呼吸状態が悪化しているため、胸部レントゲンのオーダーをお願いします。」など、次に必要な対応の提案をすることも有効です。

うちの施設・病院、おかしいの?それとも普通?
人員基準等、職場の適正サービス水準がどうかを聞けるサービス

「うちの病院勉強会少ない?」「先輩にフォローしてもらえないんだけどこれって普通?」など自分の職場に疑問を持っている方へ🌟
しごとレトリバーでは”あなたの職場の普通”が本当に普通なのか診断します!
またあなたの希望に合った職場をご紹介✨
頑張りたいあなたを全力でサポートします😊


自己血輸血後のフォローアップもお任せ!看護師の細やかケア✨

輸血が終わってホッと一息…ではありません!
自己血輸血は、患者さん自身の血液とはいえ、輸血後にも注意すべき点があります。
特に、術後の患者さんの回復を支えるためにも、看護師の細やかなフォローアップは欠かせません。

 

輸血が終わっても油断は禁物!術後の患者観察、ここを見よう👀

輸血終了後も、遅発性の輸血反応や、術後の合併症に自己血輸血が影響を与える可能性がないかなどを観察する必要があります。

【輸血後の患者観察ポイント】

  • バイタルサイン: 輸血終了直後、30分後、1時間後など、施設規定の頻度で測定し、変動がないか確認します。
  • 全身状態: 顔色、皮膚の状態(蕁麻疹の有無など)、呼吸状態、浮腫の有無などを継続して観察します。
  • 尿量の変化: 輸血によって循環血液量が増えるため、尿量の変化がないか確認します。特に循環器系に基礎疾患がある場合は、循環過負荷に注意が必要です。
  • 出血傾向の有無: 自己血輸血の種類によっては、凝固能に影響が出ることがあります。出血しやすい状態になっていないか、皮膚の紫斑や術後出血の増加がないか確認しましょう。
  • 貧血症状の改善度: 輸血の目的が貧血改善の場合、術後の貧血症状(倦怠感、めまいなど)が改善しているかを確認します。

 

退院後も安心!自己血輸血後の日常生活指導、看護師からの一言アドバイス🏠

患者さんが退院する際も、自己血輸血に関する情報提供は大切です。
特に、貧血の予防や、体調管理についてアドバイスすることで、退院後の不安を軽減し、スムーズな回復をサポートできます。

【日常生活指導のポイント】

  • 貧血予防: 自己血貯血で採血した分、術後は一時的に貧血傾向になることがあります。鉄分を多く含む食品(レバー、ほうれん草など)の摂取や、処方された鉄剤の継続内服の重要性を説明しましょう。
  • 十分な休養と栄養: 体力の回復には、十分な休養とバランスの取れた食事が不可欠であることを伝えます。
  • 感染症予防: 術後の体力が回復するまでは、人混みを避けるなど感染症予防に努めるようアドバイスします。
  • 異常時の連絡先: 発熱や倦怠感の持続など、何か気になる症状があった場合の連絡先や受診の目安を具体的に伝えましょう。
  • 輸血証明書などの管理: 輸血の記録に関する書類があれば、大切に保管するよう伝えます。

 

自己血輸血後の合併症、どんなものがある?早期発見のポイント🔍

自己血輸血は安全性が高いですが、ゼロリスクではありません。
特に注意したいのは、感染症(貯血部位の感染など)や、循環過負荷、ごくまれに溶血反応が起こる可能性も否定できません。
看護師としては、これらを早期に発見するためのアンテナを張っておくことが重要です。

【早期発見のポイント】

  • 感染兆候: 貯血した採血部位の発赤、腫脹、熱感、疼痛、排膿がないか。術後の発熱が持続しないか。
  • 循環過負荷: 呼吸困難、浮腫の増悪、尿量減少、体重増加など、体内の水分バランスの乱れを示すサインがないか。心臓への負担が大きすぎないか。
  • 遅発性溶血反応: 術後数日から数週間後に、原因不明の貧血、黄疸、暗色尿などが現れる場合があります。非常に稀ですが、念頭に置いておく必要があります。

何か気になる症状があれば、放置せずに医師に報告し、適切な検査や処置に繋げましょう。

 

自己血輸血に関する「よくある疑問」を解決!Q&A(続き)💡

 

自己血輸血について、現場で「これってどうだったっけ?」と疑問に思うことや、患者さんから聞かれそうな質問にQ&A形式で答えていきますね。
前回の記事のQ&Aの続きですよ!

Q. 術中回収式自己血輸血の機械操作、看護師も覚えるべき?オペ室ナースの素朴な疑問👩‍⚕️

A. 術中回収式自己血輸血(ICS)の機械操作は、主に臨床工学技士さんや、場合によっては輸血部門の専門スタッフが担当することが多いです。
しかし、手術室の看護師として、機械の基本的な仕組みや、異常時のアラーム対応、トラブルシューティングの補助について知っておくことは非常に重要ですよ!

特に緊急時には、素早い連携が求められます。
普段から、臨床工学技士さんたちとコミュニケーションを取り、機械について質問してみるのも良い学びになります。
「このアラームが出たらどうするんですか?」「このチューブが詰まったらどう対処しますか?」といった具体的な疑問をぶつけてみましょう。
知識があれば、いざという時に冷静に、的確なサポートができるはずです。

 

Q. 自己血貯血で貧血になったら、輸血は中止になりますか?

A. 自己血貯血によって一時的に貧血になることはよくあります。
しかし、貧血になったからといって、すぐに自己血輸血自体が中止になるわけではありません
多くの場合、貧血の程度に応じて以下のような対応が取られます。

  • 鉄剤の継続内服・増量: 貧血を改善するために鉄剤の処方が見直されます。
  • 採血間隔の調整・採血量の一時的な減量: 患者さんの体調を見ながら、次の貯血までの間隔を空けたり、一度に採る血液の量を減らしたりします。
  • 輸血適応の再検討: 貧血が極度に進行し、患者さんの体調が著しく悪化している場合や、術後の出血量が予想以上に少ないと判断された場合は、医師が自己血輸血の必要性を再検討することもあります。

大切なのは、患者さんの貧血症状を早期に発見し、医師に報告すること。
そして、患者さんには「貧血の症状が出た場合は、きちんと対応するので安心してくださいね」と伝えてあげましょう。

 

Q. 患者さんが自己血輸血を拒否した場合、どう対応すれば良いですか?

A. 患者さんが自己血輸血を拒否する意思表示をした場合、その意思を尊重することが最も重要です。
無理強いすることはできません。

【対応のポイント】

  • 拒否の理由を傾聴: なぜ拒否するのか、患者さんの背景にある不安や疑問をじっくり聞いてみましょう。十分に理解していない場合や、誤解がある場合は、再度分かりやすく説明する機会を設けることも考えられます。
  • 情報提供の再確認: 自己血輸血のメリット(感染症・副作用リスクの低さなど)や、同種血輸血のリスク(感染症、副作用の可能性など)について、再度丁寧に情報提供を行います。ただし、押し付けるような説明にならないように注意が必要です。
  • 代替案の提示: 自己血輸血ができない場合の代替案(例えば、同種血輸血を行う可能性、無輸血手術の可能性など)について、医師から患者さんに説明してもらえるよう調整します。
  • 医師への報告: 患者さんの拒否の意思と、その理由を正確に医師に報告し、今後の治療方針について相談します。

患者さんの自己決定権を尊重しつつ、最善の医療が提供できるよう、多職種と連携しながら対応していきましょう。

 

自己血輸血看護のプロになって、患者さんを笑顔にしよう😊

自己血輸血の「実施・術後編」、いかがでしたか?輸血前後の確認、輸血中の細やかな観察、そして急変時の冷静な対応、さらには術後のフォローアップや退院指導まで、看護師さんの役割は本当に多岐にわたりますよね。

自己血輸血は、患者さんにとって「感染症や副作用のリスクを限りなく抑えられる、安心で安全な輸血方法」です。
この安心感を最大限に引き出すためには、私たち看護師の正確な知識と、どんな状況にも対応できる実践力が不可欠なんです。

「急変したらどうしよう」「これで合ってるかな?」といった不安は、きっと多くの看護師さんが経験する感情だと思います。
でも、この記事で学んだ知識や対応のポイントを頭に入れておくことで、いざという時にも「こうすれば大丈夫!」という自信が生まれるはずです。

自己血輸血の知識を深めることは、患者さんの安全を守るだけでなく、看護師としてのあなたのスキルアップにも繋がります。
あなたの自信ある看護が、患者さんの不安を和らげ、笑顔を引き出す一番の力になりますよ!これからも一緒に頑張っていきましょうね!💪✨

 

<参考・引用>
埼玉県合同輸血療法委員会
千葉県合同輸血療法委員会
日本自己血輸血学会

 

記事一覧に戻る

関連記事