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看護師2年目のための無菌操作|その手順、合ってる?不安が自信に変わる実践ガイド

1人での処置、増えてませんか?「私の無菌操作、本当に合ってる…?」と不安なあなたへ

2年目になって、任される業務も増えてきた頃ですよね。プリセプターの先輩が隣にいない状況で、一人で創傷処置や点滴の準備をすることも多くなったのではないでしょうか。

ふとした瞬間に、「私のこの手順、本当に合ってるかな?」「鑷子の持ち方、先輩と少し違うかも…」なんて、急に不安がよぎることはありませんか?

その気持ち、とてもよくわかります。多くの看護師が通る道です。

特に、患者さんの予後にも関わる外科病棟では、無菌操作の重要性は計り知れません。見よう見まねで覚えてきたけれど、今さら「基本を教えてください」とは聞きにくい…と感じているかもしれませんね。

この記事では、そんなあなたの不安を自信に変えるため、特に知りたいポイントをまとめました。

この記事を読んでわかること

  • ✅ 無菌操作で絶対に守るべき「3つの大原則」
  • ✅【場面別】創傷処置や点滴準備の具体的な手順
  • ✅【動画で確認】苦手な人が多い滅菌手袋や鑷子の正しい使い方
  • ✅ 先輩が教えてくれない「無意識のNG行動」

まずは基本のキ|無菌操作「3つの大原則」だけおさらい

難しい言葉で覚える必要はありません。
まずはこの3つの大原則だけ、頭に入れておきましょう。

無菌操作「3つの大原則」

  1. 清潔なモノは清潔に
    当たり前のようですが、滅菌された物品は、清潔な場所で、清潔な手(滅菌手袋)で扱うのが基本です。

  2. 不潔なモノに触れない・近づけない
    清潔野に、不潔なもの(自分の手や白衣、未滅菌の物品など)を近づけたり、越えたりしてはいけません。

  3. 迷ったら“不潔”とみなす
    「これ、清潔だっけ…?」と一瞬でも迷ったら、それはもう「不潔」です。
    患者さんの安全を第一に考え、潔く新しいものに交換しましょう。

<場面別> 今日から使える!外科病棟の無菌操作ステップ

それでは、外科病棟でよくある2つの場面に絞って、具体的な手順を見ていきましょう。

1. 創傷処置(ガーゼ交換)で焦らないための手順

Step 1:【準備編】環境を整える
処置を始める前に、まずは環境を整えることが成功の8割を占めます。

  • 患者さんに説明し、体位を整えます。
  • 自分の腰の高さで作業ができるよう、オーバーテーブルなどを準備します。
  • テーブルの上を消毒綿で拭き、清潔エリア(滅菌物を置く場所)と不潔エリア(ゴミや外した物品を置く場所)を自分の中で明確に分けましょう。

清潔区域のエリア分け

Step 2:【開封編】滅菌包の正しい開け方
焦って中身に触れてしまわないよう、ゆっくり確実に行いましょう。

  • ポイント:
    「手前から奥へ」が基本です。
    自分の体から遠い側から開き、最後に手前側を開くことで、開封時に中身の上を腕が通過するのを防ぎます。

Step 3:【鑷子編】鑷子(セッシ)の正しい使い方 鑷子の扱いは、先輩たちが意外とよく見ているポイントです。

  • OK例:
    鉛筆を持つように、親指・人差し指・中指の3本で軽く持つ。
  • NG例:
    鷲掴みのように握ってしまうと、細かい操作がしにくく、疲れやすくなります。
  • 注意点:
    清潔野の上で鑷子の先端を下に向けたり、持ち手部分が鑷子の先端より下になったりしないように注意しましょう。

Step 4:【実践編】
一連の流れ

準備ができたら、消毒からガーゼ保護まで行います。
介助者がいる場合は、清潔な鑷子同士で物品を受け渡しましょう。
一連の流れをイメージしておくことで、落ち着いて実施できます。

2. 点滴・注射の準備で感染させないための手順

Step 1:
【消毒編】アンプル・バイアルの消毒
アンプルカットやゴム栓穿刺の前には、必ずアルコール綿で消毒します。
特にバイアルのゴム栓は、同じ場所を何度も往復せず、一方向に拭き、しっかりと乾燥させることが重要です。

Step 2:
【吸引編】針やシリンジを不潔にしない

薬液を吸引する際は、針がバイアルの縁や外側に触れないように注意します。
シリンジの先端(接続部)や針そのものは、絶対に手で触れてはいけません。

Step 3:
【接続編】輸液ラインの接続

輸液ラインと留置針の接続部は、感染の入り口になりやすいポイントです。
接続する直前までプロテクターは外さず、外したらすぐに接続しましょう。


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意外と見られてる!差がつく基本手技マスター

ここでは、特に自信がないと感じる方が多い基本手技を動画でマスターしましょう。

① 滅菌手袋の正しい装着方法【30秒動画】

まずパッケージを開け、利き手ではない方から装着します。
手袋のカフ(折り返し部分)の内側をつまみ、手を通します。次に、手袋をした手で、もう片方の手袋のカフの外側に指を入れ、装着します。
これで両手とも清潔です!

② 鑷子から鑷子へ物を渡す方法【15秒動画】

ポイント:
受け渡す側は、相手が取りやすいように少し鑷子を開いて差し出します。
受け取る側は、清潔野を汚染しないよう、自分の鑷子が他の物品に触れないように注意します。

<先輩は見てる> ついやりがちな「無意識のNG行動」チェックリスト

ドキッとしたら、明日から気をつけてみましょう。

  • 清潔野の上で、同僚や患者さんと話したり、咳やくしゃみをしたりしていないか?
  • 「あ、あれ忘れた!」と、清潔野に背を向けて物品を取りに行っていないか?
  • 自分の白衣の袖が、気付かないうちに清潔野に触れそうになっていないか?
  • 鑷子などの物品を、自分の腰より下に下ろしてしまっていないか?(腰から下は不潔エリアです)

無菌操作チェックリスト

【処置前】 手洗い・手指消毒はOK? 清潔・不潔エリアは分けた? 物品の準備・配置はOK?

【処置中】 清潔野の上で話さない! 肘を下げない!腰より下に手を下ろさない! 迷ったら「不潔」とみなす!

【処置後】 針刺しに注意して片付けOK? 感染性廃棄物の分別はOK?

完璧じゃなくて大丈夫。一つずつ、あなたのペースで成長しよう

お疲れ様でした。
無菌操作は、どんなにベテランの看護師でも、常に緊張感を持って行うべき重要な手技です。
2年目の今、基本に立ち返って「これでいいのかな?」と不安に思うのは、あなたが真摯に看護と向き合っている証拠です👏

分からないことを分からないままにしないで、どんどん先輩に質問しましょう😉

<参考・引用>
看護roo

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