看護師として日々の業務に追われて、どうしてもメンタルが持たないときはありませんか?
患者さんや利用者さん、上司に理不尽に怒られることなど、看護師をしているとさまざまなストレス
がありますよね。
今回は、日本看護心理協会が心理学も交えながら「メンタルリセット法5選」をご紹介します。
最後には保存できるまとめシートもご用意しているので、ぜひご活用ください。
【この記事を書いてくれた人】
『日本看護心理協会』
心の学びと愛和の精神を軸に、 看護師の皆さんが抱える日々の重圧を軽減し、 心理的ウェルビーイングの向上を図るプログラムを提供。
一人ひとりの尊厳と幸せを守りながら、より豊かな職場環境を 目指して活動中。特に、医療従事者専用に設計された研修プログラムの「ナースアクティブコミュニケーション」では、心理的安全性を確保しつつ病院内での効果的なコミュニケーションスキルを身につけるための心の学びを伝えています。また、医療従事者のメンタルヘルスを支え、心理的な負担を軽減するための具体的なケア方法も学べることから医療現場で高評価を得ています。
公式HP(https://www.kangoshinri.com/)
看護師やっててしんどい時のメンタルリセット5選!
①いつもより長めにお風呂に入る
普段より長めにお風呂に浸かる時間をとることで、体だけでなく心もリフレッシュすることができます。
湯船に浸かると、まずは交感神経が刺激され、血行が促進されます。
リラックスすることで副交感神経が優位になり、心身の緊張が解けるのです。
特に、38〜40℃のぬるめのお湯に15分以上浸かると、深いリラクゼーション効果が得られるとされています。
また、好きな入浴剤を使ったり、静かな音楽を流したりすることで、さらに癒しの効果を高めることができます。
長めのお風呂は、一日の疲れを洗い流し、自分と向き合う貴重な時間を提供してくれます。
②頑張った後のご褒美をイメージする
目標に向かって頑張るには、その先にある「ご褒美」を想像することがモチベーションアップにつながります。
このイメージングは、自分にエネルギーを与え、行動を後押しします。
また、ご褒美を意識することで、つらい作業や困難な状況を乗り越えやすくなります。
ご褒美は小さなものでも大丈夫です。
大切なのは自分が喜びを感じられる具体的な内容にして、それを考えることで日々の努力を前向きに楽しめるようになります。
③自分の気持ちを紙に書く
気持ちを紙に書き出す「ジャーナリング」は、「書く瞑想」とも言われ、心を整理するのに非常に効果的な方法です。
ジャーナリングすることで、物事を状況的に捉えられるようになります。
また、定期的に書くことで、自己理解が深まり、自分の心の動きや傾向を把握する助けにもなります。
ジャーナリングに形式など正解はないのでただ書きたいことを書くだけで大丈夫です。
このシンプルに書く行為が、心の健康をサポートしてくれます。
④サブモダリティチェンジを取り入れる
嫌な相手や不快な状況に我慢したとき、否定的な感情に囚われるのを恐れる方法の一つに「サブモダリティチェンジ」があります。
これは、自分の中のイメージを変化させることで感情をコントロールする心理テクニックです。
例えば、嫌な相手をロケットに縛って宇宙の果てに飛ばしてしまうような想像をすると、不思議と気分が軽くなります。
この方法のポイントは、想像を限りなくコミカルで非現実的にすることです。
想像の中では何でも可能なので、思いついた自由な発想を楽しんでみましょう。
⑤自分の機嫌の取り方を見つける
日々の生活の中で、自分の機嫌を自分で取る方法を知ることはとても重要です。
例えば、ショッピングで気分転換をしたり、友人とご飯に行くことなど、自分が心地よいと感じる活動を意識的に取り入れることで、ストレスを減らし、心のバランスを整えることができます。
大切なのは、毎日の中でも「自分を大切にする時間」を持つこと。
これが、自分を幸せにする始まりになります。
まとめ
①長めのお風呂でリラックスし、体を癒すことで心も整います。
②頑張った自分へのご褒美をイメージすることで、前向きな気持ちを持ちましょう。
③気持ちを紙に書き出す「ジャーナリング」は、心の整理に役立ちます。
④嫌な状況はサブモダリティチェンジでコミカルに想像を変え、気分を軽くしましょう。
⑤自分に合った「機嫌の取り方」を見つけることで、日常に小さな幸せを受け入れられます。
ぜひこの5つの方法を試してみてくださいね。
最後に
少しずつ心を軽くする時間を作ることが、自分のメンタルを守るためには大切です。
忙しい中でも、ぜひ自分を労わる時間を持ちましょう。
最後まで読んでくださってありがとうございました。